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仕事ができるって何?【IT企業にいて思ったこと】

IT企業で技術者と言われる仕事をしていました。
「仕事ができる = 技術力が高い」とてもわかりやすい式ですよね。

そんな単純な話ではなかったというお話です。

技術力が高いというのは◯◯であって、◯◯なことではないからウンタラカンタラなんて話ではないので、IT業界を知らない方にも共感いただける部分があるかと思います。

大前提として

とはいっても、技術力が低くて良いというわけではありません。
でも、私の技術力を後輩に求めることはありませんでした。
私の方が長いことこの業界で仕事をしているのだから、そりゃ私だって負ける気はありませんもの。

なので、経験に見合った仕事ができることは必須だと思います。
プログラミングでも、工場のライン作業でも、事務作業でも、それは同じですよね?経験年数等々に対して「求められる仕事」はこなさないといけないと思っています。

「仕事ができる」とは?

とはいっても、それができる人間を「仕事ができる」とは言わないと思います。まぁ、「最低限」ですからね。「普通」なのではないでしょうか。
それでは後輩が私と同じ技術力の仕事をこなせたら、それは「仕事ができる」なのでしょうか?

私は、ある1つのことができていれば「仕事ができる」と言えると思います。そしてその1つがあれば「最低限」求めている仕事をしてくれれば「仕事ができる」として評価します。

「仕事ができる」と言われる1つの条件とは?

私は「100%以上の成果のための工夫ができる」ことが条件だと思います。
そして、「100%」がミソです。

【依頼】「急ぎではないんだけど、今月の売上商品をリストアップしておいてもらえる?」

こんな依頼をあなたはされました。アルバイトでも正社員でもいいので働いている自分を想像してください。
鼻ほじって暇しているはずがないですよね、仕事中ですもの。
(そんなに暇でお金をくれる職場があるのなら、是非とも紹介してください(笑))

さて、あなたは何を考えましたか?どう行動しますか?

私は「わざと失敗する人間はいない」と思っています。特に仕事でなんていったら、常人とはかけ離れたレベルの思考をお持ちなのでしょう。上か下かは分かりませんが。

ですから、精一杯仕事をこなしてくれるでしょう。
それでも、このままだと「100%」は難しいかもしれません。
なぜなら「あなた」と「依頼主」で思い浮かべている100%が異なる可能性があるからです。

だからこそ、あなたは依頼主に確認しなくてはいけません。
「リストアップするのは商品名だけですか?」「お急ぎでないと仰いましたが、遅くてもここまでには欲しいといった期日はありますか?」「今◯◯をやっているのですが、どちらの方が優先度が高いですか?」
こういったことを確認して、お互いの100%を合致させなくてはいけません。

仕事というのは「できること」を任されることがほとんどです。
もちろん「成長」を目的に「達成が難しいこと」を課せられることはあるでしょう。でも、「達成が難しいこと」では「達成」を求めているわけではないですよね?「成長」が目的なのです。余程の場所でない限りは「失敗」を織り込み済みで、難しい課題を与えられていることでしょう。

だからこそ、任せられた仕事に対して「求められていること」を返すために「求められているもの」を見出す力が必要不可欠です。
最近は「言われてないですし」という言葉をよく聞きます。
それに対しての決まり文句は「これだから最近の若者は」でしょうか?
ちょっと古いですかね?

確かに言われてないけど、それで片付けて良いとは私は思いません。
100%はあなたの中ではなく「依頼者」の中にあります。
それを考えて仕事をするだけでも、世界が変わると思いますよ。

おまけ

さて、成果を100%にするために相手の求めているものを成果物とする必要があるというのが私の考えでした。
もう1つ100%の条件がありますよね。

「間違いがないこと」です。

私のしている「システム開発」、いわゆる「プログラミング」は「自動化」というものを目的としていることが多いです。

自動化するメリットはなんでしょうか?
経営者視点で行けば「人手を減らせる」「時間を短縮できる」、その結果「コスト(お金)が抑えられる」ことでしょう。

もう1つ大きな役割があります。
「間違いが起きなくなる」ことです。
※間違いが起こることもあります。それはいわゆる「バグ」(不具合)なので例外としますね。

システム化というと大きな話のようですが、例えばExcelで家計簿をつけていたとしましょう。
その家計簿で月の合計出費の計算をしたいときに、
・電卓を叩く
・Excelの合計計算関数を使う
どちらが早いですか?どちらが正確ですか?きっとExcelの関数でしょう。
これも立派なプログラミングです。
こういった工夫も「100%以上の成果物」を出すための工夫かもしれませんね。

今後、ブログやnoteでそういった小技も紹介していければと思っています。

おまけも長くなりましたが、本日はここまで。
長い文章でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

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