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皇帝ネロの黄金宮殿

コロッセオの下の埋まっているローマ皇帝ネロ「黄金宮殿」を取り上げた番組です。

 黄金宮殿はあの暴君と言われた「ネロ」の作った宮殿だった。
日の光がホールにまばゆく輝いて黄金のように見えることから黄金宮殿を名付けられた。
八角形のホールは天上が(もしくは食堂の床)回っていたかもしれない、すごい技術!
そして、天上は壁画で埋め尽くされていた。
古い時代だからとおって遅れているという発想は見直さなければならないそうです。

 なぜネロはこの黄金宮殿を作ったのか。
それは、ローマが大火事にあって焼けてしまった後の再開発プロジェクト
道幅を広げたり、インスラと呼ばれる建物を高さ制限したりした。
黄金宮殿はそのとき作った自信の新しい宮殿。

 当時のローマは超格差社会であったが、奴隷が富を築くことができたり、女性が活躍できたりといった比較的寛容な社会だった。
この点は我々が見習うべきところだろうと思います。

 ネロが暴君とされた理由。
それは、文化の力でローマ帝国を統治しようとしたから。
保守的な元老院と対立して自殺することになり、ありもしない姿が歴史残された。
ローマに日をつけてそれを笑って見ていた、というのは「スエトニウス」の嘘話だということは知っています。
ネロそんなに悪い皇帝ではなかったのかもしれない、結構かわいそう・・・かも?
セネカとか母親殺しとかは本当の話なのかな?それも作り話だったりして。

 なるほど、軍事ではなく文化の力で統治をしようとする、か。
そのほうが戦争も起きなくていいのかもしれません。
ただ、ヤマザキマリさんも言っていたけど、今でさえそういう人は煙たがられる。
戦争をやると莫大なお金が転がりこんできますからね
日本ももっと文化発信して文化の力を海外に発信するといいと思います。


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