KAANEプロジェクト就寝用布ナプショーツができるまで⑥

OEM先は見つかるのか!?

これまでももちろんOEMを経験したことがありました。
例えば高校の時に作るクラスTシャツ、はたまたバンドのグッズ。

グッズで言えば、Tシャツやバンダナ、リストバンドにコースターなど、とにかく色々なアイテムを作ったので、今回も布ナプキンを作ってもらえるところを探せばいいんだろうな〜とぼんやり考えていた私。

でもすぐにこれがなかなか大変で、下手したら作ってくれるところが見つからないかも…という焦りに変わりました。
というのもショーツ一体型の夜用布ナプキンなんて、完全なるプロトタイプがない中で、この製品自体を制作側に理解してもらう必要があったからです。

そこで私は、まずは布ナプキンの制作を行っているところ、かつサニタリーショーツも扱っている、という2点に絞ってリサーチをすることにしました。
すぐに何社かピックアップできたので、片っ端から連絡してみることに。

まずは作ることができるのか否か。
これが何よりの課題ではあるけれども、それをクリアしたからといってもちろんゴールではない。
納期やロット数、どのくらい予算が必要なのかなどの細かいことをひとつひとつ解決していかないといけない。
何社かやりとりをさせてもらい、打ち合わせや電話でお話をしていく中で、ここならお願いできるかもしれない!という企業さんと出会うことができました。

このプロジェクトがアパレルという業種だということにやっと気付いた私

そうなんです、ショーツなんだから当たり前だろう、とわかりそうなものですが、私はアパレル業界に片足を突っ込み始めたようなんです。

これまで音楽業界には長く身を置いていたのでなんとなくわかるんだけど、どの業界にも暗黙の了解や阿吽の呼吸みたいなのってあるじゃないですか。
それが全くわからない私はこの新しい海で泳げるのだろうか?とにかくまずは浮かぶことを習得しないと!とバタバタと水面でもがいておりました。

これを書いている今もまさに、もがき途中ではあるのですが。(苦笑)

今現在、KAANEショーツの制作をご相談している企業さん(A社さんとします)との出会いは振り返ると製品についてのポリシーを考えるにあたって大切なものだったと感じています。

というのはA社さんは、オーガニックコットンを素材として扱っている工場兼メーカーさん。
実際、商品を作って販売するということがどういう意味を持つのか、ということを改めて考えることに。
それは私が思っていたより、責任を伴うものだということが少しずつわかってきました。

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