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学生のときに考えたこと【更新を終了しました】

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大学卒業を控えて、これからの人生を考え始めた。いま自分が生きている社会のこと。そのなかでどう生きていくかということ。 【大学生・就活・生き方・人生論】
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2020年5月の記事一覧

学生として最後に、“理想”を語る。

2018.03 この記事は当マガジンの最後となる。 学生最後の日に書いた特別な記事だ。 ーーーーー さてさて、卒業の季節ですね。 僕は今日、早稲田大学の法学部を卒業しました。 法学部を卒業して漁師になるというと、急にやることが変わるように聞こえますね。でも、僕は2年生の頃から一次産業の現場を目指して就職活動をしてきたし、なんなら法律と漁師の関係性について語ることだってできます。 やっていることや目指していくことが違うものになるわけではないんです。 【大学で得られる

商品が棚に並ぶまでの物語こそ、これからの時代に大切なことだ。

2018.3 日頃使っているモノは、「どこで、誰が、どうやって」作っているか考えたことがあるだろうか。知らないことって、意外と多いものだ。 仕事をすればお金を稼ぐことができる。お金があれば、「完成」されたモノを買うことができる。この状況のなかでは、どのように作られているかを知ることはあまり意味のないことである。 それは他人の仕事で、自分とは無関係なことだ。 しかし他人の仕事への無関心は、自分の暮らしへの無関心と同じこと。 いつの間にか、自分をも苦しめることになるという

地域が移住者争奪戦をする時代に、住む場所を自分で選ぶということ。

2018.3月 僕たちはどういった理由で住む場所を決めているのだろう。はるか昔に時を遡れば、人類は暮らしやすい土地を求めてアフリカ大陸から移動してきた。 その労力たるや、想像を絶するものだ。それだけ苦労してまで土地にこだわる僕たち人間にとって、理想的な土地とはなんだろう? 前置きが壮大になりすぎたけれど、今回は地方移住をテーマに暮らす場所について考えてみようと思う。 【都会と田舎をめぐる人の流れ】 ふたたび根本的な話題となる。 もともと日本は農耕社会で、自分たちが

資本主義社会を拒絶して生きる方法。

2018.03 僕はこの数年間、社会にたいして何度も絶望してきた。社会の闇を探るなかで行き着く社会構造の問題点はいつも資本主義だった。 社会に翻弄されずに生きていく方法について、とことん考えてみることにした。具体的な方法として、田舎で自給自足の暮らしを営むのはどうだろう。 【田舎に住んで資本主義から逃れる】 時間的な視野を広げて考えてみると、実は半世紀前にも田舎への人の流れがあった。西暦に直してみると、1960〜70年頃。その頃は日米安保締結に反対した安保闘争に始まり