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サインを変えた話

サインの練習をしたことはあるだろうか。
小学校と中学校の時、それと個展をする時だ。
「いま私サインの練習してるんだな」と意識しては「いや違うんだよ、これ使うサインだから」と恥ずかしいことは何もないのに照れる自分を制して練習するのだ。

15,6年使ったと思う。
それを昨年変えた。
理由はFacebookに遠い南米の見知らぬ青年からこんなメッセージが届いたから。
「Hi! 君のハンカチが届いてるぜ!」(意訳)
添付画像を見ると、リサイクル古着に紛れてダイアナとのコラボ時のイラストハンカチが海を渡って届いたというのだ。
なんてこった。
おまえ、海渡ったのか。
そしてあちらから見れば完全に「署名」のサインにより私の私物だと思った南米ボーイがネットで検索して引っかかった私にわざわざ連絡を寄越したのだ。良いヤツだな!

この時

そこから数年、個展ではないが、モトナビ誌で文とイラストを書く際にサインを入れる余地があった。そこで思い立った。
「そうだ、サイン変えよう」
署名はもうやめよう。もっと名前の前後をギュッと詰めよう。

こうしてできたこのサイン。
いいところはそんなに練習しなくても書けるところです。まあ誰にでも書けたところでサインを捏造する私のニセモノも出現しないでしょう。
サインきっかけでNOIZを屋号にしたろうかとも思いました。コーネリアスとかバカリズムのソロプロジェクト感あるし、Bring The Noise感あるし、ヒップホップ感あるくない?
感感いうとりますけども。
このサインを以て第二章ということで。

温室のカーブを照り焼く2月の陽射し

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