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NCT NATION@味スタを終えて

NCTとはハロプロである。
これは人にNCTを紹介するときに分かりやすく伝える最初の説明だ。
1分だけ説明させてほしい。
NCTというグループがあり、その中に3つのチームがある。NCT 127(9人)、NCT DREAM(7人)、WayV(威神V)(6人)※。時々所属チームに関係なくユニットが組まれることがあり、ハロプロなら「ミニモニ」「タンポポ」「ごまっとう」など都度名前が付くところそれら全てNCT Uと呼ぶ。UはUnitedのU。覚えやすいですね。ユニット人数は2人だったり5人だったりと都度変わる。
NCT 2018、NCT 2020のようにその年のフルメンバーでやる年次の1曲もある。

なぜライブの感想を書く前にこんなにNCT Uの説明をしているかというと、各チームがどれだけ来日公演に来てくれてもリリース時以外にNCT U曲を演れる機会がほぼないから。曲ごとにその1曲のためだけに集められたメンバーを再度揃えられない。再演性がないのがNCT Uのジレンマである。良曲多いのに。
NCT Uを見られるなんて夢のまた夢…と思っていたら、それを実現できるグループ全体公演を日本でするというではないか。それが今回の『NCT STADIUM LIVE ‘NCT NATION : To The World-in JAPAN’』である。ありがてえ!喜び勇んでチケットを取ったらアリーナ席。引きがいい!

会場で席に着いたらサイドステージまで10mと近く肉眼余裕でちょっと泣きそう。メインステージのフォーメーションも見えると言えば見える。
前週の大阪公演が滝行のようなゲリラ豪雨に見舞われていたため、東京会場のNCTzen(シズニ)は知見を集め熱中症と豪雨による水没を避ける万全の対策をしていた。
結果、天気はもった。33℃。

では本題へ。

まずはセットリスト。

〈NCT STADIUM LIVE ‘NCT NATION : To The World-in JAPAN’ 〉
味の素スタジアム2023.9.16(土)

客入れBGM  NCT127- Switch
 VCR
1. NCT U - Intro: Neo Got My Back
2. NCT U - The 7th Sense
3. NCT 127 - Limitless
4. WayV - Take Off
5. NCT DREAM - BOOM
6. NCT 2018 - Black on Black
  VCR
7. NCT U - interlude: Oasis
8. NCT U - WITHOUT YOU
9. NCT U - Ronud&Round
10. NCT U - Know Now
11. NCT U - Vroom
12. NCT U - Kangaroo
13. NCT U - Coming Home
14. NCT U - My Everything
15. NCT U - Good Night
16. NCT U - From Home
  VCR
17. TAEYONG - SHALALA
18. NCT DOJAEJUNG - Perfume
19. NCT DREAM - Broken Melodies
20. NCT DREAM - ISTJ
  MC(NCT DREAM)
21. NCT DREAM - Best Friend Ever
22. WayV - Kick Back
23 .WayV - Nectar
  MC(WayV)
24. WayV - Phantom
25. NCT 127 - Kick It
26. NCT 127 - Chain
MC(NCT127)
27. NCT 127 - 2 Baddies
  VCR
28. NCT U - New Axis
29. NCT U - The BAT
30. NCT U - Faded In My Last Song
31. NCT U - OK!
32. NCT U - PADO
33. NCT U - Alley Oop
34. NCT U - Misfit
  VCR
35. NCT U - Baggy Jeans
36. NCT U - Baby Don't Stop
37. NCT U - Call D
38. NCT U - Universe (Let's Play Ball)
39. NCT U - BOSS
40. NCT 2020 - RESONANCE
  VCR
41. NCT 2021 - Beautiful
42. NCT 2023 - Golden Age
  MC

17時15分開演 - 21時終演(およそ3時間45分)

・イントロでは全員の顔が順にモニターに大写しにされていくのだが、ジェミンの番で耐えられず爆笑してしまい、マズイと思っていたら隣のお姉さんも全く同じタイミングで大爆笑していた。ジェミンは何も変なことはしてないし愛嬌もしてない。いつものプロフェッショナル・ナジェミン氏。ただ他のメンバーは遠くを見ていた視線をふとカメラに送ったりして目が合うところ、彼は映った瞬間から最後までカメラ目線を一切外さないという根性の座った仕事をしており、こっちが負けたのだ。「なんか…凄くて」「人間、良過ぎると爆笑するんだなって思いました」「ほんとそれです」。ここでお姉さんと仲良くなった。以降彼女は顔が良過ぎるタイミングでブフォと笑っていた。友達になりたい。連絡先聞けなかったけど。

・デビュー曲のThe 7th Senseで始まる。これしかありえない最高の始まり。

・1曲目の時点でメンバーのかいている汗の量がとんでもなく、特に大写しになったドヨンの顔と髪の汗の量に会場は息を呑んだ。

・私がダンスの神と慕っているテンのダンスを今見られて本当に良かった。しなやかで美しくて、芸術だった。肉眼でもモニターでもニコーッとしたアッハーという笑顔も素晴らしい。ありがとう。

・一生のうちに一度でいいから見たかったBlack on Black を見られた。でもまさかこんなこんな序盤とは思わなかったぜ。

・Black on Blackの元ルーカスパートを威神が… 威神からヘンドリーとヤンヤンとシャオジュンの3人が「誰もルーカスのラップは代わりにやらず」ダンスパフォーマンスにしてて、それがめちゃくちゃ良かった。おシャオの気怠そうに眉を顰めた「あー、やってやるか…」という出陣の表情よ。胸も目頭も熱くなる。

・全編通してヘンドリーに感謝の言葉を言いすぎるくらい言ったと思う。君がルーカスのパートをかなり担ってくれたおかげで公演できた曲たくさんあったよね。ありがとう。

・Kangarooのチョンロ。最高。
「チョンロに何か合いの手を求められたら『ニョービー!』と答えればいい」ということだけを直前に覚えて行ったので、後半メント時のチョンロの要求に無事「ニョービー!」と答えられましたありがとうございます(前後左右の客席はきょとんとしてた)。チョンロのどこまでも滑らかな中低音ボーカルはNCTの中でも唯一でとても好きです。

・7〜16曲目のボーカル曲はしんみり聴くゾーン。ドヨンさん表現力や世界観作りが年々極まっててこの先どういうアーティストになって行くんだろうとか思ったしてました。テイル(怪我により1人だけ不参加)の歌声が恋しいところもあった。

・テヨンソロの『SHALALA』。踊るしかない盆踊りビート。テヨンの「bounce」に「わうわうわうわーう」と返すのも楽しかった。

・DJJ、Perfumeリリース後数ヶ月活動してきたのが発揮されててひときわ良かった。ラストのジェがセンターのダンス、しなやかよね。

・威神のステージがすごい。序盤のTake Off、威神パートになってからのNectar、PHANTOM。Kick Backサビは会場が割れんばかり。

・シャオジュンがモニターに映るたび大歓声。後で聞いたがどうやらシャオジュンのお祖母様が亡くなられたらしく中華シズニが「シャオジュンへの声援を頼む」と呟いていたみたいです。彼自身はすごく楽しんでていろんな表情や“かまし”を見せてくれたし、顔の強さもあるけど何より本人的にはオラオラ行きたいのに不憫という独自の性質で愛されているので心配ご無用だったかなと!なおコメント中にテンに「この人へんなひとです!」って日本語で刺されてました。不憫!

・チソンへの歓声もとても大きかった。RESONANCEでセンターに来たときは引き摺り込まれた。ダンスがトップレベルなのは知ってたけど表情が見えるようになって覚醒した感じ。ドリムガチ勢の皆さんからしたらとっくの当然かもですみません!私は昨年のドリショ2で初めてチソンのパフォーマンスを目の当たりにしたあたりから彼のダンスの凄まじさに気付きました。指が長くてめちゃ綺麗なので指先の表現がしっかり見える。あとタイトな黒い上衣のせいで羽生結弦感というか碇シンジ感強かった。

・威神の6人の生身を初めて見たわけですが、予想外にウィンウィンが誰よりアイドルだった。

・実物とそのパフォーマンスで人の心を攫ったトップ3はジャニ・チソン・ドヨンだと思う。

・テヨンの顔が映るとわーきゃーでは済まされない空気感に変わる。隣席のお姉さんが「やっぱりテヨンの顔の力って人を黙らせますよね」と言ってきた。言わずにいられなかったのだろう。分かる、分かるよ。

・ユウタの「デビューしたての頃は全てが新鮮だったけど、どんどん慣れて、慣れによって後悔することも出てきてたから、今日のスタジアムを忘れずにいたい」のコメントが正直だった。分析して認めて人前で話せるマインドが中本の中本たる部分じゃないかな。

・おーい、オジンオズボーン篠宮!お前が昔考えてくれたイリチルの自己紹介、今回ジェヒョンがゲゲゲの鬼太郎の節で「♪じぇ、じぇ、じぇじぇじぇのじぇ〜、ジェヒョンでーす!」(脇を押さえながら挙手)、ヘチャンが「ぴょこんぴたんへっちゃんこ、ヘチャンでーす!」(脇押挙手)ってしてたぞ!ありがとうな〜!

・2Baddies のジャニのラップパートの語尾「ゆゆ」「Blues Clues」「New Rules」の韻はご唱和ポイント!他曲でもジャニのラップパートはご唱和したくなる音切れのいいい韻が多くてライブが楽しい。

・VCR明けにテヨン・マーク・ヤンヤンの3人が立ってて「鬼強ラップラインじゃん!何!?」と思ったらNew Axis。もちろんご唱和したよね。ニューエクシスエクシス!

・The BAT エンディングのジャニをしばらく引きずった。他のシズニもそうだったと思う。なにあの…表情?視線?横顔?振り向きざまの「apex」画角えぐない?映画?ポスターなの?ライブなのにあんな画として美しく決まることある?ちょっと何が起きたかあと20回くらい見返したい。TheBAT〜Faded In My Last Songはジャニによる曲繋ぎになってて、あまりのムードに会場からため息漏れてたと思う。 

・サイドステージの10mの距離でPADOのサビをニコニコしながらずっとこっち向いて踊ってくれたジェヒョンのこと、俺ずっと忘れないからなー!

Misfitイントロで会場のボルテージ最高潮。ラップの語尾の韻踏んでるところ「だけ」ご唱和する時間とか夢のようだった。ヤンヤンの「We Made It」に向かってeiを積み上げていくのも好きだし、ジャニのainで踏んでくのもご唱和ポイント。ゲラマウェイヨー

・テヨンとテンの二人曲本当にありがとう。Baby Don'StopCall D、ますます好きになった。テンちゃんなんであんなに天使なの?てよよも愛らしいし。Rude Boy!

・どの曲か失念したんだけどヘチャンがラスサビでセンターに来てからの一連が本当に素晴らしかった。いつもの優雅な踊り方じゃなくて。Kick Itじゃなくて…Universeでタロの代わりやったりしてました?どれだったか思い出したい。
→【追記】分かりました、Chainです。これ、ロンジュンも「ヘチャンの1番はChainだと思います」って言ってたのね。みんなそう思うんだなあ。

・BOSSエンディングのマークが中央に進み出てスピンして踊って終わるところが今まで見たマークのダンスの中でも最高のキレと芸術性でちょっと感動して動けなくなったくらい。ところが直後のresonanceの名乗りが辛そう。実はずっと中盤から隣のお姉さんとマークの様子を心配していた。こんな蒸す日にたくさんの出番ありがとうな…よく休んでな…

リバウンド王としてラスト銀テープ降ってきたやつ掴みました。
何とか撮ったマークさんも手ブレしてますわ。(声:土井善晴)

・規制退場〜飛田給駅の行列が一番くたびれた。駅に入ってしまえば電車の本数も多くどんどん人を運んで行きさすがスタジアム最寄り駅という感じ。
帰宅直前セブンのスムージーに点滴レベルで命を救われる。

・草鈍器のバッテリー、1公演終わって86%残ってた。結構もつ。

日本が9月なのに暑くて申し訳ない。気候も厳しい屋外で全員で大阪・東京全4公演やり遂げてくれて本当に感謝です。ていりよんの早い回復を祈ります。美味しいもの食べてみんな健康でねーありがとうねー


※ 2023年、新チームNCT DOJAEJUNGが追加。メンバーはNCT 127と兼任の3人。

草鈍器、ネギ鈍器、揃ってた。

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