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問いづくりの教科書(仮)出版企画会議 vol.1報告会@大阪レポート

12月3日大阪にて、問いづくりの教科書(仮)出版企画会議 vol.1報告会を開催しました。

吉岡さんにナビゲーターをお願いし、東京の出版企画会議vol.1の様子やワークを行い、井澤もオンラインで参加しました。

問いづくりのつまづきポイント

何度か開催している中で、問いづくりにおいて、みなさんがつまづきやすいポイントが分かってきました。
たびたびお伝えしていますが、いきなり「機能する問い」を作れるようにはなりません。まずは筋トレが必要です。その時、次の2点の注意事項をお伝えしました。

・よい問いかを考えない
 問いを考えながら「よい・悪い」「機能する・しない」を考えてしまうと、アイデアが出にくくなってしまいます。

・筋トレとして、指示通り行う
 筋トレなので、独自に工夫したり、一気に複雑な問いを立てようとしてはいけません。一歩ずつ考えていきましょう。

問いづくりの筋トレワーク

問いづくりの筋トレとして、まずは1人称、つまり自分への問いを考えてもらいました。3つのワークをステップごとに細かくお伝えし、その都度、問いを作っていただきました。

・問いを修飾する
 問いの主語を変化させてみたり、動詞に感情を表す形容詞をつけてみたりします。
「なぜ掃除をしますか?」→「なぜワクワク掃除をするのですか?」

・問いの軸を動かす1(時制)
 問いの時間の設定を変更してみましょう。過去→未来、未来→過去だけでなく、今とか、〇年後とか、色々な時間の設定で、時間軸の上を動かせますか?
「昨日、何を食べた?」→「今日のランチ、何を食べたい?」→「来月の誕生日、何を食べたい?」

・問いの軸を動かす2(難易度)
 次は問いの難易度を変更してみましょう。問いの難易度とは、答えやすいか、答えにくいかという観点です。ちょっと調べればわかることは、答えやすいでしょう。探求しないとわからないことは、答えにくいものです。
「明日の天気は何ですか?」「10年後の8月の平均気温って、何度くらいかな?」
これだと、明日の天気はすぐに調べられますが、10年後の方はいろいろ調べないとわからなさそうなので、答えにくい、つまり難易度が高い問いといえます。

問いの軸を動かすメリット

このように軸を動かせるようになると、参加者に対する距離感を調整できるようになります。

参加者から遠いことに焦点を当ててしまうと「自分には関係ないなぁ」と感じてしまい、当たり障りのない「答え」を求めようとしてしまいます。

かといって、参加者の身近なことに焦点を当てると、人数が多ければ多いほど「そういうこと、あるよね」という人だけでなく「自分には関係ないなぁ」という人がでてきてしまいます。

問いづくりの方法を練習していくと、問いが機能するかどうかを、論理的に検討できるようになります!

次回以降のご案内

▼出版企画会議 vol.2 対話を生み出す2人称の問い
日時:2020年1月10日(金) 19:00〜21:00
会場:DNPプラザ イベントゾーン(2F)
住所:東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル
アクセス:http://plaza.dnp/access.html
費用:無料
お申込みは こちら ! 詳細は こちら です。

▼出版企画会議 vol.3 チームを動かす3人称の問い
日時:2020年2月7日(金) 19:00〜21:00
会場:DNPプラザ イベントゾーン(2F)
住所:東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル
アクセス:http://plaza.dnp/access.html
費用:無料
お申込みは こちら !

会場は、いつもお世話になっている知と学びのコミュニティ DNPプラザさんです! 皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

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