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「『問う力』が最強の思考ツールである」マガジン

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本マガジンの内容が書籍化決定! 「『問う力』が最強の思考ツールである」(フォレスト出版)として2020年8月9日発売です。 「問いづくりの教科書(仮)マガジン」として行った出版企…
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2/7「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.3」レポート

2月7日に「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.3」を開催しました。 今回もたくさんの方にご参加いただき、お礼を申し上げます。 vol.3では、三人称の問いにフォーカスを当てました。 グラフィック・レコーディングは、グラフィックカタリストの成田富男さんにご協力をいただいています。 「問いづくりの教科書(仮)」とは毎回同じことを書きますが、この記事から読まれる方もいらっしゃると思うので、念のためご説明します。 今夏、「問いづくりの教科書(仮)」という問いづくりをテー

問いの持つ機能とは

問いには、どのような“機能”があるのでしょうか? 問いの持つ大きな機能として情報という“答え”を手に入れることが挙げられます。そして、その答えを誰が知っているかで、問いの機能は変わります。 質問する側が答えを知っている問いAの領域は、質問する側が答えを知っている状態の問いです。答える側は、その答えを持っているときもあれば、知らないこともあるので、テストのように「相手が知っているか知らないのかを確認する問い」や、お互いの予定を確認することが目的の問いなどが、Aの領域に該当し

人に向かうWhyとシステムに向かうWhyの差とは

あなたは「なぜ?」をどう使っていますか?・なんで、また○○したの? ・なんで、まだできないの? 例えば忘れ物を繰り返す子どもや生徒、指示した仕事がなかなか完了しない部下に対して、こんな質問を投げかけたり、もしくは現場に遭遇したりすることはありませんか? このような Why を使った問いかけは「問いの定義と機能について」で紹介をしたとおり、形式としては原因を問う疑問形ですが、問いを投げかけられた側が「なぜ私はまた忘れ物をしたのだろうか?」と原因の分析や内省に結びつかず、むし

主体・主語の意識と問いのデザイン

問いのデザインについて考える前に、まず日本語の特徴として、主語や主体が省略されるということについて、考えてみましょう。 主語・主体とは皆さんは、日常のコミュニケーションで主語や主体を意識して会話をしていますか? 多くの場合、主語や主体を言葉にせずに会話をしています。 日本語は性質上、主語や主体を明示しなくても、意図が通じるようにできています。 たとえば「多くの場合、主語や主体を言葉にせずに会話をしています」という文章の中には、主語は書いてありません。 でもこれを読んでいる

1/10「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.2」レポート

1月10日に「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.2」を開催しました。 今回もたくさんの方にご参加いただき、お礼を申し上げます。 vol.2では、二人称の問いにフォーカスを当てました。 グラフィック・レコーディングは、グラフィックカタリストの成田富男さんにご協力をいただいています。 「問いづくりの教科書(仮)」とは今夏、「問いづくりの教科書(仮)」という問いづくりをテーマにした書籍を発行する予定です。 今までファシリテーターとして年間200回以上登壇し、延べ3万人

問いづくりの教科書(仮)出版企画会議 vol.1報告会@大阪レポート

12月3日大阪にて、問いづくりの教科書(仮)出版企画会議 vol.1報告会を開催しました。 吉岡さんにナビゲーターをお願いし、東京の出版企画会議vol.1の様子やワークを行い、井澤もオンラインで参加しました。 問いづくりのつまづきポイント何度か開催している中で、問いづくりにおいて、みなさんがつまづきやすいポイントが分かってきました。 たびたびお伝えしていますが、いきなり「機能する問い」を作れるようにはなりません。まずは筋トレが必要です。その時、次の2点の注意事項をお伝えし

KDとPD

様々な事柄がうまくいくために必要な要素として、「KD」が大切だとよく言われます。「KD」とは、そう「勘」と「度胸」。さらにもう一つ「K」をつけて、「勘」と「経験」と「度胸」という説明もよくなされます。もちろん、二進も三進も(にっちもさっちも)いかない時の打開策として「勘」と「度胸」は有効に働く場面も多いでしょう。 KDの問いづくりしかし、問いづくりという側面ではどうでしょうか? 「勘」で問いをつくり、「度胸」で使ってみる。うまくいくこともあるでしょうし、なんだか的外れになっ

11/29「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.1」レポート

11月29日に「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.1」を開催しました。 たくさんの方にご参加いただき、お礼を申し上げます。 今回は、vol.1ということで、一人称の問いにフォーカスを当てました。 グラフィック・レコーディングを、グラフィック・カタリストの成田富男さんにご協力をいただいています。 「問いづくりの教科書(仮)」とは来年出版予定の「問いづくりの教科書(仮)」ですが、このような名前をつけているのは、多くの人に自由自在に「問い」を作れるようになってほしいとい

11/4大阪「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.0」レポート

大阪でも「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.0」を開催することができました! ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 今回の内容は?お話しした内容は、東京のvol.0とほぼ同じものでした。こちらをご参照ください。 大阪でのご意見いくつかご質問をいただきましたが、その中から一つ取り上げます。 「探求授業などで『調査のための問いを生徒自身につくってほしい』と考えています。どうやったらよいでしょうか?」 「問いづくりの教科書」は、誰もが問いを自由に作れるよ

10/18「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.0」レポート

10月18日に「問いづくりの教科書(仮)出版企画会議vol.0」を開催しました。 たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。 会議が終了してからも、皆さんとお話が盛り上がり「問いづくり」への熱意を感じることができました。内容をご報告いたします。 「問いづくりの教科書(仮)」2020年夏 出版決定!なんと、2020年夏「問いづくりの教科書(仮)」が出版されることが決定しました! まだ、タイトルは正式に決定していません。という事情から(仮)がついています。監修として