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CAFE_nerd:恋するロースタリー

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こちらは「男性同士が惹かれ合う」BでLな沼に耐性がある方向け二次創作です。個人が趣味の範疇で妄想を書き起こした物語ですので公式とは一切関係ございません。 また、お目汚し等への責任…
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CAFE_nerd:恋するロースタリー

詳しくは一話冒頭をご覧ください。⬇︎ L版SSメーカー sscard.monokakitools.net / https://unsplash.com/photos/ilSnKT11MxE どうやら本当に、立ち寄りついでに出来る範囲で取り掛かったのだろう。キッチン以外照明を落とした釜場の闇は深く、申し訳程度のキャンドルが幾つか焚かれていた。 迎え入れられたその場所が、他の何者にも侵されて居ない事実に安堵して急速に、身体の強張りが解けた気がする。日中の記憶も曖昧で、果たして五

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詳しくは一話冒頭をご覧ください。⬇︎ L版SSメーカー sscard.monokakitools.net / Photo by 有邑空玖 4. 十二月の凍てついた曇天の──── これと言う進展の無さを愛せる理由があった。 ことさら深めに炒った豆で淹れる珈琲が他のどの季節に飲むより極上であるからだ。年末の煩雑さなどコレさえあればどうにでも出来る。 かく言う需要は寒さと共に急増するが、生鮮食品であるが故にストックには限界がある。つまり非効率を覚悟の上で爆発的生産のピークを迎

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詳しくは一話冒頭をご覧ください。⬇︎ L版SSメーカー sscard.monokakitools.net / Photo by Gaelle Marcel on Unsplash 3. ルーティンとは動作の大小に関わらず肉体の駆動を確かめつつ己の胆力を日々高域に保つ為の手段であり儀式でもある。 一杯の珈琲抽出がそれだ。 「揺るぎない日常」を確約する無言呪文であればこそ、段取りを踏み外す不測の事態に見舞われた瞬間、やにわに丸腰でその日一日を過ごさねばならぬという不吉さが

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ご注意ください: こちらは「男性同士が惹かれ合う」BでLな沼に耐性がある方向け二次創作です。個人が趣味の範疇で妄想を書き起こした物語ですので公式とは一切関係ございません。また、お目汚し等への責任は負いかねます。 迷い込まれました場合は直ちにご退出頂き清浄な空気を吸って下さい。 ※画像はSS名刺メーカー様より。お世話になっております。 L版SSメーカー sscard.monokakitools.net / Photo by Mike Marques on Unsplash ※