ターニングポイントとなった⁉︎出会い

今からちょうど12年前の2010年の4月、私は1人で仙台から新幹線に乗り、東京へ向かっていました。今年は2022年の寅年🐯2010年も寅年🐯なので、干支が一周したんですねぇ。

それはさておき、目的はというと、かんもくの会というサイトを通して、場面緘黙症の経験者や保護者が集まって色々お話ししましょう、という事で東京都内のファミリーレストランに十数人が集まったのです。

参加者は東京都内と神奈川の方が多く、他は長野、岩手、宮城(私だけ)から若干名でした。年代は当時20代半ばから40代後半位の方々だったと思います。
職業もプログラマーや大学の助教授、社会福祉士、営業など様々で、当然といえば当然だけど性格や趣味も人それぞれ個性があって。ただ共通しているのは、主に幼少期から学生時代に場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)だった経験があること。参加者の方たちはほぼ場面緘黙症を克服し、会話も出来たので色々なお話を聞くことが出来ました。

もう12年も経って記憶が薄れている面があるのは確かですが、今の私にとっても、大きな意味を持つ出会いだったのだと思います。まず、SNSだけでのやり取りではなく実際に複数の場面緘黙症の経験者とお会いしたことが初めてでした。自分以外の場面緘黙症の経験談を聞くことで、悩んでいたのは私だけではなかったことを実感したことと、緘黙症の克服するきっかけになった出来事や人物などそれぞれ異なり、色々勉強になりました。

仙台と東京は350kmも離れているので、年に2、3回行ければ良い方だったのでなかなか実際には会うことが出来なかったのですが、SNSで繋がりコメントやメッセージなどやり取りは出来ました。緘黙症に関わる話をしつつも横浜の動物園や、仙台の七夕祭りや岩手の農場などに行って楽しむこともありました。普段職場の人や家族にも話すことのない場面緘黙症に関することを割と自由に話せる貴重な場と時間だったなぁと今でも思います。

コロナ禍で、ほぼ県外の遠方に住む緘黙症の友人とは実際に会うことは最近ないですが、SNSでは数人と繋がってたまに投稿にコメントすることもありますし、LINEでやり取りしている人もいます。それぞれの生活もあり忙しくしていると思いますが、元気にしていて欲しいです😌またいつかお会い出来たら良いなぁと思います😊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?