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ソプラノズ、哀愁のマフィア

エミー賞何度も受賞した史上最強の海外ドラマ
「ソプラノズ、哀愁のマフィア」紹介



患者トニー・ソプラノおとっつぁん。

 

自宅のプールにいた鴨が居なくなったことをきっかけに急性ストレス発作で倒れた。

 

表向きの仕事はゴミ回収業者。しかし正体はイタリア系マフィアの正統なボスになる筈…なのだが

 

日本の暴対法にあたるギャング規制法でファミリーの一員が裏切り、かつての仲間たちは次々と刑務所に。縮小状態の組織に野心家の

叔父に、認知症ぎみの母親、「てめえ、ひとまず死にな」と言いたくなる位無能な甥っ子。  

 

そして頭部CT検査中に「地獄に墜ちな」と罵声浴びせる嫁に、沖縄出身でない「スピード」をたしなんでらっしゃる受験生の娘。

小6位の年齢で

「え?パパの仕事って…マフィアなの?」と遅すぎるタイミングで知った息子。

 

このドラマはマフィアのボスである前に、

 

90年代アメリカのストレスフル社会に生きるおとっつぁんの物語である。

 

映画でよくやる頭悪ぃドンパチだらけのマフィアものではなく、暴行、殺人と日常的に手を汚しながらせっせとカウンセリングに通い、家庭ではよき父親であろうとするのになかなかうまくいかないトニーおとっつぁんの姿は、


なんて哀れでみじめな生き物…

とナウシカ目線で哀れに思ったり、

視聴者だけに見せる、哀愁♪

 

といきなりロンリーチャップリン歌いたくなりました。

 

老人ホームに入れられ息子に悪態つきながらも、結局裏で組織を動かすトニーの母親の本性は、まさにイタリアの極妻。

 

対照的にトニーの奥さんは…

こじゃれ映画の極み「日の名残り」(アンソニー・ホプキンス主演、カズオ・イシグロ原作)見て涙を流すような繊細な女性。

 

そ、それじゃ極妻やってるの苦しいよな(^_^;)

 

6話まで見て一番好きなセリフは、

娘メドウの

 

「普通の家庭の子が、イースターのエッグハントで拳銃見つける?」です。

 

父ちゃん、ヤバいブツはちゃんと隠しとけよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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