見出し画像

第4回 薬剤師 起業の道 融資編

私はとある調剤薬局グループで執行役員をしております。
そんなただの薬剤師でしたが2022/06/06に起業をいたしました!
会社の名前は「株式会社イヤクル」です!

⇩第3回の記事はこちら⇩

今回のテーマは薬剤師をやりながら起業した道のりを記事にしていきたいと思います。
第4回は「融資編」
起業ってこんな感じなんだ!と興味がある人は是非とも読んでいただけると嬉しく思います。

無事に会社設立することが出来た私は、早速アプリ開発会社に連絡をとりました。
依頼先はいくつか候補があったのですが、私の事業に一番理解を示してくれた会社に決定。
すぐに開発の依頼と正式な見積もりをお願いしました。
これで準備は完了・・・後は税理士さんと相談しながら事業計画書に落とし込んで融資をお願いする・・・
私の胸は初めてのことにドキドキしっぱなしでした(笑)

ご存じの方もいらっしゃると思いますが起業した場合に開業資金を借りるとなると、まずは日本政策金融公庫の融資制度が有名です。
日本政策金融公庫は国が100%出資する金融機関です。
国民や事業者の資金調達を支援することを目的としており、創業者の融資にも力を入れていることが特徴です。
そのため、日本政策金融公庫なら実績がほとんどない創業時でも融資を受けやすいと言えるでしょう。

つまり創業時には最もお金を借りやすい機関!

税理士さんと相談しながら会社設立資金、必要経費、開発費、資本金などを考慮して借入額をだし、いざ日本政策金融公庫へ借入申請を行いました!

後日、連絡がきて「必要書類をもって面接をしましょう・・・」と
面接では代表者の人柄、事業の計画性、それに対する熱意を試されると聞いておりました。
いざ、面接が始まり事業について沢山のことを質問されました。
私はその質問に全て答えられたと思います。
一通り話し終えて・・・

担当者
「Sさん、私はこの事業は本当に素晴らしいと思います。
今の時代にマッチしているし社会貢献も高いです。
Sさんの人柄も好感が持てますし、個人的にここまで応援したくなる事業は初めてです。
なんとか成功して欲しい・・・そんな気持ちです」

担当者
「ただ欠点もあります。この事業に前例がないことです。
医薬品不動在庫を扱う事業は他にもあるとは思いますが、アプリというのは初めてですよね?
となると事業の収益性が不透明となってしまうんですよ。
我々は医薬品や調剤薬局業界のことは全くの無知なのです。
その無知な私たちが【これはいける!】と思うことができない・・・
これは持ってきてもらった事業計画書が弱気なことから伺えます」

担当者
「提示された金額を全額融資したいというのが私の思いです。本当です。
ですが、この金額を決めるは私ではなくて数字をみた決定権のある国なのです。
勿論、融資できないというわけではないのですが、希望金額には届かない可能性があるのをご理解いただきたいです」

・・・なるほど(>_<)

世の中というのはままならないものですね・・・
素晴らしい事業だと思って貰えても、融資というのは数字が全て。
厳しい現実を教えてもらいました。
後日、電話にて融資は降りたが希望額には届かなかったとご連絡をいただきました。
ですがこれで開発に着手できる資金が手に入りました。
最後に日本政策金融公庫の担当者さんから言われたことが

担当者
「Sさん・・・満額は出せませんでしたが金利の方は全てにおいて最低値にさせてもらいました!僕に出来ることはこれが限界ですみません。
この事業は補助金をバンバン借りられると思います。
融資じゃなくて国のお金を使って事業を大きくしていってください。
それが成功への近道だと思います。
応援してますので、進展があったら教えてください。見守っていきたいので・・・」

その言葉がとても嬉しくて今でも覚えてます。
その後も担当の方は、時々連絡をくれて相談に乗ってくれました!
本当に沢山の人が応援してくれている。
そう思って前に進むしかないのだな・・・と感じた新米社長のSでした。

次回、「開発編」へ

最後まで読んでいただき感謝です!もしよければ「スキ」と「フォロー」していただけると嬉しいです!

⇩私が薬剤師をやりながら起業した会社はこちら⇩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?