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薬剤師3年目で求められたこと

入社して2年が経ち・・・様々な経験を積み、無事に一通りの業務を覚えた私は気づいたら3年目となっていました。
次々と後輩も入社し、指導薬剤師として立派に後輩を育て上げたという自負がある私は今後はこの研修店舗を離れて次はどこに行くのだろうとワクワクしておりました。

しかし、そんな私を待っていたのは中堅薬剤師としてのヘルプ祭りでした。

3年目という成熟しかけたスキルに自信を持ちかけていた私を嘲笑うかのように、全く毛色が違う店舗へとヘルプに向かう日々が始まります。

「明日から来てほしい」と3時間半かかる道を運転し向かい・・・

「すまない…あと2日追加で頼む!」と言われホテルでパンツを洗い・・・

「来週の月~金で来てほしい」と日曜日に前乗りし土曜日に帰宅・・・

「月~金にヘルプに行き、ヘルプ先から6時間かかる道を経てリクルートにも参加して欲しい」と頼まれ・・・

「あれ?月の中で自宅に居た時間が3日しかない」などもあり・・・

これは3年目としてはかなりの多忙なのでは?
周りも薬剤師S先生、大丈夫かな?
そんな心配の声が聞こえてくる中で私はというと・・・

出張先の居酒屋さん 超うまぁぁぁぁぁぁぁい!!!

ヘルプ先が海岸に面している地域と言うこともあり、いつも薬局長が連れて行ってくれる飲み屋さんが超絶美味しすぎて幸せを感じておりました(笑)

長「本当にいつも呼んで悪いな。大変だろ?ありがとうな」
S「いえいえ、とんでもない!」
長「辛くないか?限界きたら言ってくれよ?若手を潰したくはないから」
S「飲みに連れて行ってくれる限りはいつでも来ますよ?笑」
長「お前のそういうところ好きだわ~」

その店舗は社内でも処方箋枚数が一番多い店舗であり、正直、業務が終わった後はいつもクタクタです。
それでも、こうやっていつも気を使ってくれる薬局長やスタッフがいたから辛いという気持ちよりも

皆に求められて良かった!

そんな気持ちが強かったです。
そして、旨い酒と美味い魚介類に釣られた私はヘルプライフを満喫しているのでした。

真面目な話としては、大量の処方箋を捌くという感覚を経験したおかげで薬剤師としてまた一つ殻を破った感覚を覚えています。
元の店舗に戻った時には、どんなに混雑したとしても迅速に対応するスキルが身に付いており、何一つ困ることがなくなっておりました。
周りが混んで焦っている中で平常心を保つ力が身に付いたことが大きかったですね。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
私はこの言葉が嫌いでした。
ですが、今になってこの言葉の意味がわかった気がします。
苦労ではなく、経験をしろという意味なのだなと私は思うことにしました。
あの頃の経験に感謝して頑張っていきたいと思います!

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