見出し画像

第5回 薬剤師 起業の道 開発編

私はとある調剤薬局グループで執行役員をしております。
そんなただの薬剤師でしたが2022/06/06に起業をいたしました!
会社の名前は「株式会社イヤクル」です!

⇩第4回の記事はこちら⇩

今回のテーマは薬剤師をやりながら起業した道のりを記事にしていきたいと思います。
第5回は「開発編」
起業ってこんな感じなんだ!と興味がある人は是非とも読んでいただけると嬉しく思います。

無事に開発資金を手に入れたので次はアプリの開発に進みます!
既に開発会社さんとはどのようなアプリなのか、ベンチマーク(開発したいアプリに似ているもの)をメルカリに設定していたのでお互いのイメージは固まっておりました。
しかしメルカリと全く同じ仕様というわけにはいかないので細かい部分を決めていかないといけません。

イヤクル 開発スケジュール

要件定義:医薬品を取り扱う上で必要な機能など
UI/UXの定義:デザイン画面やコンセプトの決定
アカウント類の取得:appleやGoogleなど必要なアカウント
プログラミング:実際にスマートフォン内で動かせるように作成
検証期間:使用感に問題はないか?バクや改善点の洗い出し

簡単に書くと上記の流れなのです。
ここで一番大変だったことはプログラマーの皆さんは調剤薬局や医薬品についての知識が全くないことでした。当たり前ですね。
ですので要件定義の段階ででてくる疑問を解決するのは私の役目でした。
私の薬剤師としての常識と、ITのプロからみた常識は驚くほど違いがあります。
「一般消費者の目線」と「調剤薬局薬剤師の目線」は違うのだなとしみじみ思いました。
そんな中、プログラマーの彼らは私の拙い説明にも根気強く耳を傾けてくれてました・・・感謝しかありません。

正直、考えなければならないことは無限にあるように感じました。
・医薬品の情報は手動?バーコード?両方?
・医薬品の薬価などの情報のマスタデータどこから手に入れる?
・調剤薬局以外のユーザーがアプリを使えないようにする仕様は?
・売買による金銭のやり取りは?「決済代行」「収納代行」の違い
・API構築にあたり利用する銀行は?
・医薬品を表示するアルゴリズムはどのようにするか?
ゼロから考えなければならない問題を大量に抱えておりました(笑)

薬剤師業務をしながら毎週ZOOMにてミーティングの嵐・・・
昼休みもチャットを返信し、家に帰ってもチャットを返信、朝起きたらチャットを返信返信返信返信返信返信返信返信返信返信返信返信返信返信返信!
家事と育児をしながら本当に寝る手前まで一日中仕事をしていたと思います(笑)
毎日疲れ切った顔をした私を見て嫁ちゃんも心配しておりました。

でも不思議と満たされていた・・・

未知の分野への挑戦が薬剤師にルーチンワークを感じていた私に最高の刺激になったのです。
勿論、執行役員とエリアマネージャー、リクルートや社内在庫の仕事も一切手は抜いておりませんでした。
むしろ新しいアイディアがどんどん湧いてきて本業にも良い影響を与えてくれました!

様々な問題をクリアーしながら順調に開発は進んでます。
それに伴い、薬剤師としての知識しかなかった私ですが、今は本当に沢山のことを学び吸収することができました!

そんな充実した毎日と共に開発は順調・・・
でも資金面では順調ではなかった・・・

次回、「運用資金編」へ

最後まで読んでいただき感謝です!もしよければ「スキ」と「フォロー」していただけると嬉しいです!

⇩私が薬剤師をやりながら起業した会社はこちら⇩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?