第二章:ようやく自分がアホなことに気づく5月短答(5月短答前編)

お世話になっております。「ゴッパチになっちゃった人のための合格体験記」第3回です。

前の記事に書いた通り、私は5月短答を80.2%というそれなりの高水準で通過しています。…ですが、
今回の記事を見ていただいたら、「こいつなんで受かってんの!?」だとか、「お前監査審査会に金払っただろ!」とか、そういう感想を抱くと思います。

逆に言えば、これくらいの成績でも、5月短答合格できるので、諦めるな!ということを示していこうと思います。

ただもちろん、答練クソみたいな成績の人間が丸々受かるわけではないと思いますから、そこもおいおい自分なりの分析をしていこうかなと思っています。

12月短答カスリもしなかったやつの心の支えになれば幸いです。
この辺から「間違ってゴッパチになっちゃった人」が見てくれてるかな?


1.筆者の勉強状況

(1)敗北確定〜監査論終わり(12/13〜2/27)

前回記事の通り、監査論の範囲が終わってない(ため、ロト6)上、他科目はろくな勉強をしなかった自分は、当然のごとく37.4%というとんでもない低水準で不合格となりました。
その後もノート作成というほんまにわけわからんクソザコメソッドでインプットを行っていたため、監査論を履修しきるまでに3ヶ月もかかりました。
あの時真剣にノートに書き書きしてた中間監査の範囲、今何を覚えているんですかね…?

この時の勉強時間は1日6時間程度でした。

(2)演習突入〜はじめての答練(2/28〜4/10)

全科目履修が終わったので、ようやく財務管理に触れはじめました。当然企業や監査にも触れながらですが。

当時は久しぶりの簿記で楽しいな〜と思っていましたが、財務/管理の理論は簿記一級ではカバーできないので苦戦してました。それでも前提知識がある分、そんなもんかーと思いながら回してました。

計算の短答問題集も始めた頃、重大な問題に気づきます。

あれ、解けへん

計算を全部忘れていました。
仕方がないので思い出しがてら計算の短答問題集を1日数問ずつ解いてました。
ペース遅いです。

こんな感じでダラダラと第3回直前答練を会場受験する日まで勉強していました。

この時の勉強時間は大体1日6時間くらいです。

(3)お茶の水の屈辱事件 (第3回直前答練 4/10)

遂にやってきた第3回短答直前答練。
ちなみに受けたのは渋谷です。

手応えはそんなにありませんでした。
「あー、演習不足やな〜、まあ合格行かんでもなんとかなりそうやな」
こんな感触。

その晩、就活で地元から東京に来た友人と会うため、お茶の水駅に集合。
近くのマクドでおしゃべりし、その場のノリで、自己採点しました。

その第3回答練の結果を貼りますが、これと一緒の自己採点結果が出ました。


…!?

財務52点って何〜〜〜!?

場は一気にお通夜。半泣きで八王子へ帰宅。
この日から勉強時間を増やすことを決意しました。

これを人は「お茶の水の屈辱事件」と呼びます。

※これでも本当に5月短答80%行けますから!読むのやめないで!!

(4)再スタート〜短答模試(4/11〜4/24)

あれ以降、目の色が変わり、

毎日8時間勉強するようになりました。

あんまり変わってませんが、まあちょっと進歩。
ただし、勉強の内容はかなり濃くしました。

ダラダラと解いていた問題集ですが、大体1科目(財務管理は計算と理論をそれぞれ1科目として計算)の短答対策問題集を2日で一周するくらいのスピードで解くようにしました。理論科目は1.5日くらい。
この期間は本当に短答対策問題集以外触っていません。
この頃からチューター質問をよく利用するようになりました。

(5)E判定はとっても良い判定!! (短答模試 4/24)

さて、前回の雪辱を果たすべく馳せ参じた富士ソフトアキバプラザ。第二回短答模試です。
私は通信でボッチだったため、1人で携帯見ながら開始を待っていました。周りの人たちはペチャクチャ楽しそうにおしゃべりしていました。
その時私は思いました。

友達おるやつ、うぜぇ〜〜〜!!ボッチじゃないやつら全員落ちろ〜〜〜!!切磋琢磨すんな酒でも飲んで遊んどけ〜〜〜!!

…その日の模試は難しいなという感触でした。

結果がこちら

財務は雪辱を果たせたので、AやBではないがまあよし。
企業監査は直前の詰め込みがものを言うし、これから。

な、なんだこの管理会計論の点数は!?

しかも計算1個しか取れてなくて草

笑ってる場合じゃありません。ここから、管理会計論の猛追を始めました。
でも、短答問題集はあらかたちゃんと解けるので、理由がわかりませんでした。

そこで、溜まっていた「答練」を解放し始めました。

2.この期間の勉強の良かった点、悪かった点

(1)前提として

過去回で書いたものと同じものはほぼ省略します。
挙げるには挙げますが、詳しく語りません。

これは、当然1から見る人なんてほとんどいないことと、かといって前の記事を読んでくれた方にとって前書いてあることと同じであるのを読んでも何の足しにもならないからです。
省略しているのを見たいという勉強熱心な方は過去回を参照してください。

(2)よかった点1つめ:色々なものに着手する前に一つの問題集をしっかり回転できたこと

色々見ても結局それが身にならなければ全く意味がないと思います。
そういう意味でTACや大原の問題集を買って中途半端に解き捨て、みたいなことはしなくてよかったのかなと思います。

(3)よかった点2つめ:自分の立ち位置に気づけたこと(直前答練オンタイム受験)

これが一番よかったです。あの日お茶の水で友人の前で泣いてなければたぶん短答突破もなかった。
直前答練は必ずオンタイムで受験しましょう、ちゃんと順位と判定も見ましょう。
一番危機感をあおられるのが、答練のひどい点数と判定です。

ただし、どれだけ低くても「俺はダメなんだ」的思考はやめましょう。
多分、CPAの先生方は意図的にえぐい点数になるように作ってくださってます。
井の中の蛙に大海を知らせるためですね。
合格者の一人から見ても、絶対本試験よりCPAの模試のほうが難しい。
「簡単な回を想定して作問した」直前答練くらいが普通の本試験くらいだと思います。肌感。
なので、点数低いのは当たり前。そんなことで病むくらいなら、そのえぐい点数は、
Twitterで自分より圧倒的に高い点数を見せびらかして「やらかした~」とか言ってるやつに一泡吹かせるべく頑張るための原動力にしましょう。

(4)よかった点3つめ:目の敵(ライバル?)ができたこと

これはよかった点2つめの話につながりますが、なんか腹立つ、見返してやりたい!って思う相手ができたことです。また、このころから積極的にTwitter校の連中の成績をのぞき見していました。

楽しそうなあいつら、むかつきません?ほら、つ・う・が・く・せ・い!「財務やばすぎ笑」みたいな実のない会話をなされているあの人たちです。
それだけじゃなく、Twitter校でアツい青春の点数バトルを繰り広げてる彼ら。尊敬の対象ですが、いけ好かないとも言えます。
もちろん彼らに罪はありませんし、人間として終わってるのは私のほうです。
でも、人間、最も強い原動力って負の感情だと思うんですよ。

それをエネルギーとして勉強にぶつけられたのはいいことかなと思います。
ただし、どんな形であれ、悪口のような勉強以外の用途に使ってしまうのであれば、今すぐ嫉妬するのをやめましょう。
悪口考えてる時間に1問解いた方が有意義です。

あと、あなたが人間的に終わってなければ通学生のグループに入ったりTwitter校に入学したりすることをお勧めします。
とどのつまり、ライバル作れってことですね。

(5)悪かった点1つめ:勉強時間至上主義

これからの自分への戒めでもあるのですが、勉強時間至上主義はやめるべきです。
中身のつまった勉強をしなければ意味がありません。
私が考える中身のスッカスカな勉強とは、「インプット」です。

もちろんインプットしなければなにも解けないので仕方なくやるのですが、受動的な時間は最小限にとどめるべきでしょう。
初っ端から問題集すべて解ける必要はないと思います。

たとえば私はポケモンをするとき、ジムリーダーをボコボコにするのが好きです。
だから2番目のジムくらいでもう相棒をフシギバナに進化させますし、エンペルトに進化させます。
でもこのプレイスタイル、はっきり言って死ぬほど効率悪いです。だってだんだんバトルに勝ってもレベル上がらなくなるし。

勉強だととくに、問題を知らない状態でインプットの経験値だけ積んでも、最終進化系にはなれません。
なのである程度インプットしたら、すぐに回転にかかるべきです。

と、論ずれを起こしたので、ここから本筋に戻します。
我々は勉強時間で努力量を語りがちです。
その勉強時間をいたずらに増やせる作業がインプットです。
頭使わなくていいから簡単です。
でも、そうすると時間の密度がスッカスカになります。
そういう意味で、時間さえとればそれでいい、そういう考えはやめて、
質にこだわることが必要だと思います。

(6)残りの反省点:答練未使用、講義未視聴

前回と同じです。ただ、直前答練を受けたことはナイス判断だったと思います。

3.むすびと次回予告

 …ここからでも短答80%合格できますから、ちゃんと見てください。

 次回 大どんでん返しで圧勝、敗北者の下克上、その5月短答 後編

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