アラサー女は小学生みたいだ
週末は珍しく働かずにヲタ活してきた。
初めての場所に行くのはなんて楽しいんだろう!
わたしは単純なので、
1人でも「すごーい!!!!!」とか思わず声に出てしまうのだけど、(めっちゃ良い客)
ヲタクはみんな同じようなテンションだから、
知らない人なのに笑ってくれたり返事してくれたりするのがありがたいなと思う。
そして自称ヲタクではあるけれど、
わたしはまだまだ勉強不足だなと痛感した。
今週末はまた同じようなメンツで勉強会からの飲み会なので、
聞いてみたいことも話したいこともたくさんある。
楽しみだ。
ヲタクは本当に楽しい。底が尽きない。
お金もたくさん使っちゃったし、
食べすぎて1キロ太っちゃったから、
今日からまたバイト頑張ろ!
寝てたのか気絶してたのかわからない睡眠を取り、
朝起きて本業を片付けて、
今日も運送会社へ行く。
ここは月初めが忙しいので、
今日はきっとひたすらラップ巻きだろうと覚悟はしていたけれど、
案の定最初の1時間半くらいはずっとラップ巻きだった。
20個くらい巻いたかもしれない。
とても数え切れなかった。
しかし今日は珍しく好きな人と顔が少し似ている男の子が指示をくれたので、
わたしはついいつものクセで、
嫌われないように気をつけなきゃとニコニコしてしまう。(八方美人)
![](https://assets.st-note.com/img/1719835189320-RCGFeJhqDt.png?width=1200)
パレットまで巻くのが慣れるまでは意外と難しい
1人でひたすらラップ巻きをしていたら、
いつも一緒にトラックに乗っているおじさんに突然呼ばれてスマホを渡された。
偉い人からタイミーと話したいと電話が来たらしい。
え、スカウトされたらどうしよう。
…めっちゃ断りづれえ。
わたしはトラックどころか普通の車にも乗れないし、
フォークリフトどころかハンドリフトもろくに操作できない非力なおばちゃんなのだけど。
ここ家電もあるし、1人ではとても持てない…。
「わたしなんかやらかしましたかねぇ?」
と笑って電話に出たら、
たぶん何度か挨拶したことのあるおじさんが出て、「うち早上がりが多いから、もっと早い時間から来れますか?」と聞かれた。
なぜかいつも来る2人の都合を聞きたいらしい。
タイミーって会社が働く人に時間合わせてくれるアプリだったっけ???
わたしはフルタイムじゃないから早く来れるけれど、
もう1人の女の子はフルで働いている子だから無理そうだ。
彼女はもうすぐ転職すると言っていたし、
わたしがどこまで話していいかわからない。
とりあえず代わらなくては。
わたしが緊張しながら電話で話していると、
チャラい男の子と彼女がめっちゃ笑ってこっちを見ていた。
それを見て、
わたしはまたなぜか幸せを感じた。
チャラい男の子はきっとわたしではなくて上司の言うことが気になるだけなのだろうけれど、
それでもなんとなく2人の眼差しに仲間意識というか人間の温かさを感じてしまったのだ。
こんな使い捨ての身分だけど、
わたしはやっぱり幸せものだなと思う。
その後もドライバーさん達の荷造りを手伝っていて、
気がついたら定時になっていた。
「もう上がる時間だから」とドライバーさんが2人もわたしのところに来て笑って声をかけてくれたので、
「え?もうそんな時間ですか?はや!!!」と言ってわたしも笑う。
疲れていたのか、傘を事務所に忘れてきてしまった。
わたしはこうやっていつもどこか抜けているから、
30過ぎているのに天然なんて言われてしまうんだろうなと思う。
ここでは2時間半しか働いていないけれど、
通勤も合わせて今日は1万5千歩も歩いていた。
いつも1万歩くらいなのに。
間違いなくラップ巻きのせいだ。
駅のトイレで鏡を見たら、
顔に黒い汚れが付いていた。
なんで倉庫って知らない間に顔とか首とか腕とか汚れるんだろう。謎。
わたしはヲタ活でもタイミーでもいろんな男の人(ほぼおじさん)に会うし、
おじさんの中に女1人になることもよくあるけれど、
男の人達はみんな優しくてニコニコしてて穏やかで力持ちで知識があって頼りになるいい人ばかりだ。
最近のわたしの周りにはそういう男性しかいない。
この人達が浮気をしたり暴力を振るったりセクハラをしてきたりするのが全く想像できない。
全く男を感じないのだ。
テレビで見る男の人と同じ生き物とは思えない。
だからもし今わたしが男性と2人きりになって、
相手がめっちゃ男を出してきたら、
わたしはきっとドン引きしてしまうだろう。
泣くかもしれない。いやたぶん泣く。
今のわたしは周りに穏やかな男性しかいなくて、
いつも彼らに守られていて、
なんか小学生の女の子みたいだなと思う。
高学年じゃなくてちびまる子ちゃんくらいの小学生。
33歳何言ってんのって感じだけど。
でも本当にどこに行ってもそんな感じなのだ。
もしかしたらわたしもあまり女っぽくないのかもしれない。
こんなんじゃ絶対に彼氏なんてできないような気がするけれど、
こうやって毎日穏やかに過ごせるのはとても幸せなことだと思う。
好きな人のところに行くと、
わたしはまた荒れてしまうので、
最近なんだか足が遠ざかってしまっている気がする。
今月は遠征もあるし、穏やかに過ごしたい。