見出し画像

【EDH】《文飾衒才のブルバック》構築雑記

私が初めて組んだ文飾衒才のブルバックを統率者とする統率者デッキの構築雑記を記す.

自己紹介

noteでの記事は初めてのため,一応自己紹介.
埼玉県でmtgをプレイしているしょーと申します.
mtgの経験は学生の頃,8年ほど前にゼミの友人とドラフトをしていたが,自分で構築するには至らずそれ以来アリーナリリースまでmtgから離れてしまっていた.

当時のスタンダード環境は戦乱のゼンディカーブロックとイニストラードを覆う影ブロックだった(はず).
《イニストラードの君主、ソリン》が生成する吸血鬼に延々と血を吸われたり,ゲートウォッチが誓ったり,《約束された終末、エムラクール》にターンを奪取されたり,そんな環境を横目で見ていた.
そのため,ゲートウォッチのプレインズウォーカーやエムラクールには多少の思い入れがある.
「ニッサ、誓います」とか「チャンドラ、誓います」とか言いながら掌を相手プレイヤーに突き出すのは通過儀礼でしょ?
そんなことない?

その後2022年末,過去にカードゲームをやっていた妻とある程度時間ができたため,mtgやってみるか?と提案.
この提案は快諾されたのだが,紙のカード資産が無ければ最近のカードの知識もない.
じゃあとりあえず統率者デッキ買ってみて,1 vs 1で遊んでみるかとなった.
こうして紙のmtgの世界に復帰した.

※当方数学で大学を卒業しているため,句読点に全角コンマと全角ピリオドを使うことに慣れきっているのでそこは許してください.

統率者、組んでみようかな

構築済み統率者を回しているうちに,自分でデッキを組んでみたいという欲が出てきた.
統率者を何にしようかと悩んでいるうちに,4年ほど前にちょっとだけ触っていたmtgアリーナの記憶が蘇ってきた.
私が当時のスタンダードで組んでいたデッキは《神秘を操る者、ジェイス》と《全知》によるセルフLOデッキだった.
ちょっと性質は変わるが,統率者でもLO組めるんじゃね?と思った私はこの記事と出会う.

やっぱり多人数戦でも特殊勝利狙いたい人はいるんだなと思いつつ,その中身をのぞいてみたら,LO全振りの青単統率者デッキの構築メモが!!


デッキ解説

デッキレベルは6前後を想定.
ただ,手札次第で4ターン目には対戦相手すべてのデッキを吹っ飛ばすことがある.

デッキリスト

統率者

《文飾衒才のブルバック》
言わずと知れた(?)統率者LO界のヒーロー.
対戦相手に限り,切削枚数を2倍にする.
モダンで使えないのが残念.

クリーチャー 30枚

《しつこい請願者》 24枚
mtgの構築ルールをぶっ壊すテキストが書いてある,ライブラリー内に何枚でも入れることのできる効果を持つ.
アドバイザーを4枚タップすると一人に12枚切削させる.
ブルバックがいると24枚切削.
なかなかないと思うが外科的摘出を打たれると事故る.

《タッサの神託者》
あまり使うことはないのだが,戦場に出たときライブラリー枚数が青信心の数より少なければ特殊勝利.
モルデンカイネン奥義とのシナジーを持つ.

《遵法長、バラル》
インスタントが無色1マナ軽くなり,打ち消すと1ドロー.
あまり使うことはないが,持っているから入れている.
デカブツを入れたいときの交換枠.

《粗石の魔道士》
戦場に出たときライブラリーから1マナ以下のアーティファクトを手札に加える.
状況により,墓地追放ファクトとかマナファクトを持ってこれる.

《水面院の歴史家、歌穂》
戦場に出たときライブラリーからインスタントカード3枚まで追放し,タップして追放されたインスタントを無色マナで唱えることができる.
私の構築では入っているインスタントがX呪文,ピッチ打ち消し,教示者しかないため実質教示者のサーチソースとなっている.
ただし,X呪文である発明品の唸りはX = 0で唱えられるので,トーモッドの墓所を持ってきたい場合は発明品の唸りを追放することがある.
正直これを抜くかインスタント増やすかしたい.

《夢を穢すもの》
パーマネント呪文の青マナをΦマナに変え,それを唱えたとき1ドロー.
手札のパーマネントを吐き出したいときに役に立つ.

《難破船の探知者》
果敢はどうでもよくて,戦場に出たとき墓地にあるインスタント・ソーサリーを手札に戻せる.
打ち消されたり既に使用したインスタント・ソーサリーの回収手段.

インスタント 4枚

《神秘の教示者》
ライブラリーのインスタント・ソーサリーをライブラリートップに置く.
「神秘」はインスタントなので相手の不意を突いて荒れ狂う騒音を持ってくることが多い.
相手に青がいる場合は,このカードが通った時点で霧払いできている可能性もある.

《激情の後見》
青の統率者ピッチスペル.
ただでクリーチャー以外を打ち消し.
フィニッシュ手段は大抵クリーチャー以外であることが多いので,意外と負けを阻止することができる.
持ってるから入れているが強い.

《否定の力》
クリーチャー以外を打ち消せるピッチスペル.
持ってるから入れてる.

《発明品の唸り》
任意のマナコストのアーティファクトを戦場に出す.
状況によりマナファクトを出したり,織端の石を出したり,罠の橋を出したり.
構築する人の好みに合わせられる一枚.

ソーサリー 9枚

《親身の教示者》
ライブラリーのソーサリーをライブラリートップに置く.
「神秘」と同じく荒れ狂う騒音を持ってくることが多い.

《商人の巻物》
ライブラリーから青のインスタントカードを手札に加える.
打ち消し構えたり教示者持ってきたりする.
力戦が出てるとインスタントをインスタントタイミングで釣れるので何でも屋になる.

《荒れ狂う騒音》
本来の効果はどうでもよくて,6マナで唱えると相手のライブラリーを半分切削する.
ブルバックが場にいるとライブラリーをひっくり返す.

《実物提示教育》
すべてのプレイヤーが手札にあるアーティファクト・クリーチャー・エンチャントの中から1枚をを戦場に出す.
対象を取らないため,通れば何を出そうとしても止まらない.
ここから全知を出して宇宙を見たい.
たまにギタクシアスとかエルドラージを混ぜて3ターン以内に出して遊ぶ.

《加工》
ライブラリーのアーティファクトを手札に加える.
状況により(以下略

《一日のやり直し》
手札・墓地・ライブラリーをリセットする.
勝ち手段がなくなりそうなときや,相手が手札に何か構えていることが分かっているときに渋々使う.

《意外な授かり物》
全員強制ドロー.
ライブラリーを削り切った後の即勝利手段.

《正気破砕》
すべての対戦相手は14枚切削する.
ブルバックが居れば全員28枚切削.

《量子ずれ》
クリーチャーの伝説タイプを外して最大2回コピーできる.
ブルバックを3枚並べて8倍切削させたいよなあ!?

エンチャント 8枚

《神秘的負荷》
いわゆるレモラ.
いっぱいドローできる.

《記憶の浸食》
対戦相手が呪文を唱えるたびそのプレイヤーは2枚切削.
意外と嫌がられているイメージがある.

《基本に帰れ》
基本でない土地がアンタップステップにアンタップされなくなる.
こちらは単色構築なのであまり影響がない.
4色とか使う人にとっては地獄.

《プロパガンダ》
私を攻撃するクリーチャー1体につき2マナ払わせる.
みんな攻撃してこなくなる.

《侵入警報》
すべてのクリーチャーはクリーチャーが出たときのみアンタップする.
ステゴロ相手に効果てきめんで,相手がクリーチャーを出すたびにしつこい請願者の4枚タップ能力を使えるようになる.
力線があればほぼほぼ好きなタイミングで切削させられる.
また織端の石で請願者を波及するときにスタックしまくるとブルバックがいなくても強い.

《心理腐食》
私がカードを1枚ドローするたびすべての対戦相手は2枚切削.

《予期の力線》
0ターン目に0マナで出せて,手札の呪文がすべて瞬速になる.
ターンの概念を壊せる.
これが出ているときは基本的に手札を温存して自分にターンが回る前に動くことになる.

《全知》
手札の呪文は0マナで唱えられる.
たまにギタクシアスやエルドラージ,特にウラモグとかを混ぜたりしている関係で,ブラフの意味も込めて入れっぱなし.

アーティファクト 15枚

《宝石の睡蓮》
統率者を唱えるために使えるブラックロータス.
初期手札にあれば迷わずキープしたいカードNO.1.
なんか剥いたら出たから入れている.

《トーモッドの墓所》
任意の対象のプレイヤーの墓地をすべて追放する.
私のデッキの中では最強の墓地対策カード.
力線から出すと墓地を使いたいデッキは壊れる.

《墓掘りの檻》
墓地にあるカードは戦場に出られないし,墓地かライブラリーにあるカードは唱えられなくなる.
墓地対策枠.

《大祖始の遺産》
タップするとプレイヤー一人の墓地を追放する.
1マナ払ってサクるとすべての墓地を追放する.
墓地対策枠.

《多用途の鍵》
1マナタップでアーティファクトをアンタップする.
モノリスとか魔力の櫃と一緒に使うとめっちゃマナが出る.

《太陽の指輪》
なぜか1マナから2マナ出る.

《魔力の櫃》
なぜか1マナから3マナ出るし,鍵持ってると立てられる.

《魂標ランタン》
サクるとすべての対戦相手の墓地を追放する.
墓地対策枠.

《サファイアの大メダル》
なぜか青い呪文が1マナ軽くなる.

《通報の角笛》
戦場に出るときクリーチャータイプを一つ選んで,そのクリーチャーは1マナ軽くなる.
さらにアップキープ開始時にライブラリートップのカードが選んだタイプのクリーチャーなら手札に加えられる.
宣言は人間かアドバイザーをお好みで.

《罠の橋》
私の手札の枚数より大きいパワーを持つクリーチャーはアタックできなくなる.
自己保身カード.

《玄武岩のモノリス》
魔力の櫃の下位互換.
鍵の対応先2枚くらいがいいかなーと思って入れている.

《鏡の箱》
同名のトークンでないクリーチャーは他のそのクリーチャー1体につき1/1修正.
たまにしつこい請願者もステゴロする.

《超次元レンズ》
島から出るマナを一つ増やす.
基本土地が多い理由の一つ.
相手も対象となることに注意.

《織端の石》
私の呪文は波及4を持つ.
波及N---唱えたときライブラリートップをN枚公開し,その中から同名のカードを踏み倒す.そうして唱えたカードもさらに波及Nを持つ.
しつこい請願者のために刷られたカード.
侵入警報が出ていればしつこい請願者を唱えればほぼ勝てる.
カルロフ邸で出た膿にも相性が良い.(ちょっと組んでみたい)

プレインズウォーカー 3枚

《モルデンカイネン》
奥義で手札とライブラリーを交換する.
マナがあれば全知を出すし,タッサの信託者出してもいいし,ジェイスでセルフLOしてもよい.
ただ介護が大変.

《時の支配者、テフェリー》
すべてのプレイヤーのターンにルーティングができる.
下のインクの染みも打てたら強い.

《神秘を操る者、ジェイス》
自分のライブラリーにカードがないときドローするなら勝利.
完全に思い入れと趣味で入れている.

土地 30枚

《島》26枚
レンズと基本に帰れを入れているため基本土地の割合が多め.
正直レンズ入ってるならマナファクトそこまでたくさんいらなくない?と思っている.

《裂け谷》
占術ができる土地.
持ってるから入れている.

《神秘の聖域》
島を3枚以上コントロールしていれば,戦場に出たとき墓地からインスタントかソーサリーを手札に戻せる.
初期手札に入っていると萎える.

《祖先の道》
ブルバックと共通のクリーチャータイプを持つクリーチャーを唱えるためにマナを使うと占術できる.
つまりこのマナからしつこい請願者を唱えるたび占術.

《海の中心、御心》
強制ドロー.

たまに入れると楽しいカードたち

エルドラージ全般
実物提示教育や全知から出せる場合があるため,たまに入れ替えると楽しい.

《核の占い師、ジン=ギタクシアス》
自分のターンの終了ステップ時,7枚ドローするびっくりカード.
さらに相手の手札上限は7枚減る.
実物提示教育から出すことができれば最速2ターンで相手の手札が消え始めて楽しい.

《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》
自分のターンに一度,アーティファクト・インスタント・ソーサリー呪文をコピーするびっくりカード.
さらに各ターンに一度アーティファクト・インスタント・ソーサリー呪文を打ち消す.
スタンでは出たら勝ちが多いカードだが,統率者ではその先を見ることができて楽しい.

《対抗呪文》
一番有名な打ち消し呪文.
正直なんで抜いたのか忘れた.

《猿術》
クリーチャーを3/3の猿にする.
青の数少ないクリーチャー除去.
破壊してトークン生成なので破壊不能に効かないことに注意.

《水没した秘密》
青い呪文を唱えるとプレイヤーを1人選んで2枚切削.
置物の数を多くしすぎたため調整のため抜いた記憶がある.
たまに入れ替えても感触が変わって楽しい.

《完成化した精神、ジェイス》
防御,ドロー,切削を兼ね揃えた青のオールラウンダー.
個人的に完成化したジェイスを見たくないため抜いた.
でも使うと楽しい.

《サイクロンの裂け目》
全体バウンス.
青にとっては数少ないリセット呪文.
どうしようもなくなったときに使いたい一枚.
ただ,やりたいことを押し通すデッキを組みたかったので調整中に抜けた.

《運命のきずな》
唱えると追加ターンを得て,墓地に落ちるとデッキに戻る.
ミラーマッチ専用メタ.
私の構築ではセルフLOも勝ち手段なので入れてないが,たまに使いたくなるカード.

《サメ台風》
青い呪文をXマナで唱えるとX/Xのサメが湧く.
たまに入れたくなるカード.
青単のためサメがわらわら湧いて楽しい.

《魂の洞窟》
このデッキには人間・アドバイザーが大量に含まれるのである意味部族寄りのデッキである.
単純にブルバックや請願者を打ち消しから守ったり,今打ち消されたくないクリーチャーのタイプを指定するとぶっ刺さる場合がある.
手持ち枚数が少ないためスタンに出張中.

《屍肉あさりの地》
土地が墓地対策できるのがえらい.
土地なので起動効果はほぼ打ち消されない.
基本土地枚数調整のために抜いたが,入れ直したい気持ちもある.

弱点

同名カードをすべて追放するようなカードにめっぽう弱い.
外科的摘出,死人に口無し等
相手のデッキにセルフLO手段があると勝てる可能性が異常に減る.
神秘ジェイス,タッサの神託者等
相手がガチガチステゴロデッキだと置物の引きによってはひき殺される.
装備品やトークンをいっぱい生成するデッキ等
プレイヤーが対象に取られなくなると弱い.
一つの指輪,白力線等
墓地対策が引けないとリアニメイトの手助けをする場合がある.

Tips

ハンドが強いときは本当に4ターン以内にデッキひっくり返せたりするので,運が強すぎると卓の顰蹙を買ったりトラウマを植え付ける可能性がある.
3人戦では確実に顰蹙を買う.
ネタばれしている相手にはヘイトが高く,真っ先にひき殺される可能性がある.
ミラーマッチは地獄.真っ先に勝てるルートを探しておく必要がある.
ちなみに私はミラー対策をあまりしていない.

構築してすぐのデッキリスト

今と違うところも多いなあと思うなど.
コマやドローソースがまあまあ入っていたり,全知や実物提示教育でロマンを見たり,,,

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました.
ブルバックに出会わせてくれたToizu様,(かなり構築が寄ってしまっている)

並びに私に初めての身内以外の複数人統率者をプレイさせていただいた,ときがわベース様とお店を盛り上げてくださっているお客様方に最大限感謝いたします.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?