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下着について

加齢のせいか、座禅修行で肉体改造が進んでいるのか、理由はよく分からないんですが、今年あたりからビール、コーヒーを飲むとほぼ確実に腹を壊すようになりました。
そのため、秋口にグンゼの「愛情はらまき 綿リッチ リブ腹巻」というのをアマゾンでポチりました。

以後、完全に快腸とまではいかないまでも安心感が素晴らしく、ほぼ毎日ちゃんと着用しています。
これまで腹巻を着用する習慣がなかったので、着ている服たちのどのレイヤーに巻けば良いのか分からず、色々試しました。

最初はロンTの上、シャツおよびスウェットの下に付けました。
しかし、やや窮屈なので、ロンTの下で直接腹に巻くかっこうとなりました。
そこでまたボクサーパンツの上か下かという問題があり、トイレで用を足す場合の試行錯誤などもあり、現在は腹巻の上にボクサーパンツのゴムの部分が重なるかっこうです。

こうなると腹巻と私を隔てるものは何もなく、これまで下着中の最下として私の体の最も身近にあったパンツ類のさらに下の位置に来ることとなり、これは私にとって身体感覚の革命的な出来事でした。
下着というほぼ裸と言っていいくらい人に見せない、また見せることが恥である服があって、そのせいで体により親密で汚れてもそういうものであるというふうに踏ん切りがつくような服について思いを馳せることとなりました。
ひょっとしたら裸を見られるより、腹巻と靴下だけという姿を見られる方が恥かもしれません。

その反対に人に見られることを常に考えられた上着というものがあって、それひとつでその人となりすら察せられるような服があり、バカボンのパパや仁義なき戦いの菅原文太みたいに人の目に触れる位置に腹巻が来る着用例があるわけでそれはもう上着と言えるかもしれません。

体に近い方から下と言い、離れるほど上であるということも今更ながら面白い感覚です。
私がシャツやスウェットやジャケットの上に腹巻を付けるかと想像するとそのようなことはなく、腹巻を上着やファッションとは考えていないことは明らかなようです。

何故か急にデスマス調で書きたくなりました。

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