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2023/10/06 延々と出続ける梨山茶

延々と出続ける梨山茶を飲みながらとんがりコーンを食べ尽くし時折故宮博物院で買った「品味故宮・絵画の美」という本をめくって下関のホテルの木を描くと思いがけず山水画のように見えてくる。
この木はおそらくうちのベランダにもあるゴムの木だけれど葉はうちのより生い茂っていてその重なりと力強い葉脈が遠景の山を思わせる。
または、南画に描かれる柔らかい稜線。
そのうち強い色がべったりと乗り雪舟が描いたような水墨にも見えるしどこか念頭にあるサスナルのざっくりとしたタッチなどが次々と頭をかすめ画面に現れては消えてゆく。
イメージが消えてゆくそばで私のと言える絵が出来ていく感触。

近頃、おやと思うことが多い。
そしてすぐに反応できず少しイラつく。
どれも他人とのわずかな衝突。
その場ですんなり行くように動けず、まあいいかと流したり笑ったりしているけれど、どうもそういうことでは納得できないわずかな不満があって、これは何だと思う。

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