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本屋さんを欲しがる気持ち

数ヶ月前のニュース。
子どもの投書に対して、役場の敷地内に誘致されたらしい。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/20240426-OYT1T50079/

おや?と思う。
本を必要とする地域の、資本主義的な自由経済が破綻している部分については、公共事業がその下支えになるべきではないのか?
今回の本屋さんの誘致も、公共の敷地内にコンビニがオープンした際に、本屋の機能も持ったという話題だ。
http://lib.town.tateyama.toyama.jp/

本というジャンルについて、どの点でのニーズが必要で、「書店」出なければならないのか?
新刊?雑誌?ビジネス書?漫画?
「投書したこども」はどの本が欲しくて、図書館ではない「書店」を望んだのだろうか?
読むだけではなく、所有したいから図書館ではダメなのか?
親に内緒でおこづかいを使う場所が、インターネット上では年齢制限があり親の許可が得られないためダメだったのか?
一体、なにを買いたかったのだろうか?

購入せずとも本に触れられる場所は、すでにある。立派な箱としての図書館はある地域だ。

図書館が機能していないのはどんな側面なのか?
新刊が購入できないほどの予算しかないのか?
読みたい本が入荷できるのが3年後とかなのか?
新刊希望を依頼したら、この世のものとは思えない罵声と白い目を浴びるのか?2日後には学校で、「⚫︎⚫︎ちゃん、▪️▪️▪️の本を希望したらしいよ!何様のつもりなんだろうね!」とか言われてしまうのだろうか?
だとしたら、そのほうが問題ではないか?

スポンサーの広告記事で、スポンサーが社会貢献してるよっ!っていうだけの記事だったらそのほうがいい。日本は、思ったよりも住み良い優しい街かもしれない。

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