2018年10月の記事一覧
131-140|#140字小説
131 / 2018.09.04
びょおびょおと、風音が部屋のまわりを囲んでいる。聴き覚えのある音声だわ、と思ったら、それは妹の泣き声だった。いっぺん泣きだすと、手をつけられなかった妹の。なつかしい音を思い出して、元気ですか?真白な紙に書いてみる。0.07mmのりりしい筆跡は存外うつくしく、誇らしいこころで光に透かす。
132 / 2018.09.08
わたしは名前にまどわされる。きれいな名前も
131 / 2018.09.04
びょおびょおと、風音が部屋のまわりを囲んでいる。聴き覚えのある音声だわ、と思ったら、それは妹の泣き声だった。いっぺん泣きだすと、手をつけられなかった妹の。なつかしい音を思い出して、元気ですか?真白な紙に書いてみる。0.07mmのりりしい筆跡は存外うつくしく、誇らしいこころで光に透かす。
132 / 2018.09.08
わたしは名前にまどわされる。きれいな名前も