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新変異株オミクロン株(B.1.1.529)が南アフリカ中心に出現! 未知の変異多数! WHOは「監視下の変異株(VUM)」、欧州疾病予防管理センターは「注目すべき変異株(VOI)」に指定! この報を受けて、世界同時株安、日経株価も大幅下落! 2021.11.27

(文・尾内達也 文責・岩上安身)

 2021年11月25日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株(「B.1.1.529系統」)が、南アフリカ等で検出されたとのニュースが飛び込んだ。

 「オミクロン株」は、世界を席巻したアルファ株・デルタ株と共通の変異に加え、さらに新しい変異を持ち、しかもそれがどんな働きをするのかまだ不明であるため、大きな懸念が抱かれている。


 この新変異株の検出を発表した、アフリカ疾病管理予防センター(アフリカCDC)は、変異株検出国からの渡航禁止を強く推奨し、11月26日時点で未検出の英国も、南アフリカとその周辺国からの航空機乗り入れを禁止した。しかし日本は、この初期段階でまだ情報収集段階であった。

 日本でもっとも敏感に反応したのは政府ではなく、株式市場であり、世界同時株価につれて、日経平均株価も敏感に反応し、800円以上値下がりした。

 なお、WHOは11月26日に「B.1.1.529系統」を「オミクロン株」と名付け、「監視下の変異株(VUM)」に指定。欧州疾病予防管理センターは独自に「注目すべき変異株(VOI)」に指定した。

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▲南アフリカの首都・ヨハネスブルグ(Wikipedia、Andres de Wet)
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南アフリカ等で新たな変異株「オミクロン株」(B.1.1.529系統)検出!


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