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値引きしていませんか?

値引きと言っても、商品に対する値段を下げることではありません。写真はたまたま食べたたたい焼き屋さんのものです。

今日の話は交流分析の値引きです。

クライアントの所作に問題の解決に必要な情報を気づかずに無視したり、軽視したりすることがある。

これが交流分析でいう値引き(ディスカウント)。値引きの特徴は、それが個人の精神の内部でなされるため、外的な手がかりを証拠として推測しなければならない点がある。

主な手がかりをあげると、

1.  言語面では、できない、やってみます、などの行動までいく自信が見られない場合

2.  非言語面では言葉と動作の不一致(自分はこの非言語面を見るのに長けている)。

3.  行動面では何もしない、過剰適応、イライラ、暴力(一次感情に対する不適切行動)。

4.  感情表現では、笑う場所ではないのに笑う(これは比較的見つけやすい)

5.  思考面では、常識観や社会通念不用意に取り込む「汚染」、一つないし二つの自我状態が個人の全体的機能から締め出されて「締め出し」をすることもある。


こういった分析の目的は、現実原則に従う自我状態が、人格の主導権を握ることによって、セルフ・コントロールされた自由な自己を実現することにある。

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