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外国の子どもについて考える①【静岡県内には外国の子どもたちが結構いる】

いきなりですが、問題です。

静岡県内の公立小中学校に在籍している日本語指導が必要な外国人の子どもの人数は、全国で何番目でしょうか?


実は毎年、日本国内にいる外国人児童生徒について文部科学省がいろいろデータをまとめておりまして。
つい先日その結果が(というか速報が)公開されたのですよ。
https://www.mext.go.jp/content/20220324-mxt_kyokoku-000021406_02.pdf
(ご興味とお時間あればご覧くださいね)

で、冒頭の問題。
その結果によると、なんと


3番目

です。

1.愛知県
2.神奈川県
3.静岡県

です。

ちなみに昨年までは5番、4番をうろうろしてました。コロナの関係やらなんやらが影響してるのかな。

それから、この結果は日本語指導が必要な"外国籍"の子どもの数なので、"日本国籍"の子どもの数も入れたら順番が少し変わってくるかもしれません。
日本国籍でも、外国につながり(ルーツ)があって日本語指導が必要な子ども がいるのですよ。

静岡県には浜松市という外国人集住都市があるので、
まぁ少なくはないだろうと思われる方が多いです。
でもね、もう浜松だけの問題じゃないんですねー。
静岡県内のほとんどの自治体で、外国の子どもたちの数が増えてきています。
※文科省の調査結果、もう少ししたら市町村別の詳細も見られるみたいです。

それから、以前と変わってきていることがもう2つあります。


ひとつめ。
日本生まれの子が増えてます。
外国の子の出生数が日本の子の出生数を上回っている自治体もあります。
で、そういった子は日本の公立学校に入る場合が多く、そのまま日本に住み続けます。
生まれた町を出たとしても、行き先は母国ではなく、日本国内のどこかの町です。
つまり、"日本で教育を受けた外国の子どもたちがこれからの日本を担っていく"ということです。


ふたつめ。
多国籍・多言語化しています。
十数年前、例えば磐田市では、外国の子ども≒ブラジル人という認識の人が多かったと思います。あとペルーとか、南米系かな。
でも最近は本当にいろんな国からの子どもがいます。
フィリピン、ベトナム、中国、トンガ、パキスタン、ボリビア、などなど。
もう、「外国の子が学校に転入してきました!母語が話せる人を現場にお願いします!」が通じなくなってきました。


……ここからもう少し静岡県の現状や課題をつらつら書こうと思ったんですが、
めちゃくちゃ長く&まとまらなくなりそうだと気づいたので、とりあえず今回は

『静岡県内には、浜松市だけでなく多くの市町に、日本語の支援が必要な外国の子どもが たーーーーーーーーくさんいるんだよ!』

で終わりにします。

②へつづく。

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