吃音がでたら、どうしたらいい?
おはようございます。いわたコトバのそうだん室の岩田です。
今日は吃音が出始めた時の対応方法についてです。
吃音についてはYouTubeでも少し話しているのでお時間あればみてみてくだい👍↓
吃音が出始めるのはいつから?
吃音が出始めるのは2〜4歳くらいのことが1番多いです。僕も幼稚園の頃くらいから吃っていたと聞いています。
吃音は言葉が急激に伸びてくる時に出やすいということです。
吃音は急に出始めることも多いので両親は驚き、不安になることと思います。
この時に結構多いのが、その時の出来事を吃音の発症と結びつけてしまうこと。
「強く叱った→吃音になった」
「ペットが死んだショック→吃音に、」
「激しく転んだ→吃音」などなど
しかしこの時期は子供にとってそういう出来事が起きやすい時期でもあります。だから「出来事→吃音」と結びつけてしまいやすいんです。
これらの出来事は、吃音の直接の原因ではないことが分かっています。
幼児期は吃音対策の重要な時期
吃音が出始める時期は「お話をする力」が急激に伸びていく時期です。言い換えるとなめらかに話すための神経が作られていく時期になります。
吃音を抑えるためには「なめらかに話す」神経を作っていくときに「なめらかに話す経験を積んでいくことが大切になります。
神経はたくさん使った分だけ反応が良くなる性質があります。なめらかに話せる神経をたくさん使って、うまく話せない経験を減らしてあげるイメージです。
なめらかに話す経験を積むには
なめらかに話す経験を積んでいくには、周りの大人がなめらかに話せる環境を作ってあげる必要があります。
この時の対応で気をつけたいのが「もう一回言ってみて」「ちゃんと話して」と指摘はしないということ。(指摘されると話したいという気持ちがなくなってしまうんです、、)
具体的な方法として
なめらかに話せる環境を作ってあげる具体的な方法として、
大人の話すスピードを落とす(なるべくゆったりと)
会話にゆとりを持たせる(ハイテンポの会話は避ける)
スケジュール自体にゆとりを持つ
子供が理解しやすい言葉を使う
という方法があります。これを生活の中で実践してあげると子供は話しやすくなりなめらかに話す経験を積んでいくことができます。
実践するのが本当に難しい
先ほどの4つの方法。理解することは比較的簡単ですが実践してみると結構難しいことが分かります。
特に①と②は大人が長年習慣化されたものなので変えようとしてもすぐに変えることはできません。
幼児期の吃音の対応方法は「知ってる」から「できる」ようになるのが一番大変なんです。
でもこれらの対応ができるようになれば確実に吃音の子供にとってプラスになることが分かっています。
まずはどれか1つを時間を決めて(1日15分)試してみるのもいいかもしれません!無理のない範囲でやってみてください。
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