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#100 業界ネタ~骨太方針2022~

おはようございます!今日は急遽、オフィス出社となりました。何となく東京は人が増えてきて、だんだん平時に戻ってきている印象ですね。オフィスビルの下でテレビの生中継か撮影か何かも行われている感じで、活気がありました。一方でイーロン・マスクのメールがニュースにもなっていましたが、個人的には、いいとこどりが出来る働き方を模索したいなと思いました。さてさて本日は、業界ネタ「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針)」です。

電子カルテ問題

皆さん、政府が出した「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針)」についてご存じでしょうか?少し前から薬価の毎年改定についての再検討をここに入れ込むかどうかみたいなことがニュースになっていましたので、注目していましたが、最終的には踏み込んだお話はなしとなったようです。ですが、いくつか気になるトピックスが含まれていましたので、共有したいと思います。1点目が「電子カルテ情報の標準化等」が入っています。どのくらいご存じかわからないですけど、電子カルテってフォーマットが決まっていないので、例えば他院への紹介状を書くにしても、紙ベースで情報共有がされることが結構、多いです。あと治験のデータベースへの入力等もやっぱり人海戦術・・・これ本当に非効率だと思っていたので、大きな方針として含まれたことは日本にとって凄くいいことだと思いました。

バイオシミラー

2点目は「バイオシミラーについて、医療費適正化効果を踏まえた目標値を今年度中に設定し、着実に推進する」という記載が盛り込まれています。これも結構、大きなインパクトを与えるような気がしています。基本的に日本はバイオシミラーの浸透率が低いということで有名でした。色々と理由はあったと思いますが、数値目標が立てられると進んでいくことになると思いますね。おそらく国としてバイオシミラーを進める背景は新しいモダリティに関しての日本の生産技術が低いことへの懸念かなと。万が一、今回のコロナや戦争等の影響で日本で生産できない医薬品が出てきたときって結構、怖いことになると思うんですよね。そこをテコ入れするって方針は賛成です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今日は医薬品関連の政府の方針に関してでした。この辺の内容もしっかり把握して参院選を迎えたいなと思いました。少なくとも政府与党の評価にこの辺の方針の内容は含めて判断すべきでしょうね。個人的には薬価の問題が入っていないところは若干不満ですが、大枠はいい方向なのかなと。これからもしっかり注目していきたいと思いました。ではでは、また!

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