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#439 製薬業界ネタ~PwC「24年世界のM&A動向」 GLP-1受動体作動薬に注目 経口剤開発できるバイオ企業がターゲットに

おはようございます!本日もよろしくお願いします。今日は本当に良い天気ですね。夜にはまた雨に変わりそうですので、今日の晴れは貴重だなと思いました。お昼からオフィスに行くことになっているので、ちょっと外を散歩しようと思います。ちょっと暑くても、このくらいの天気の方がやっぱり雨よりはいいですね。そろそろ梅雨時期なので、しっかり楽しまないとです。娘も今日は公園にいくらしく、楽しみにしていました。さてさて本日は「製薬業界ネタ~PwC「24年世界のM&A動向」 GLP-1受動体作動薬に注目 経口剤開発できるバイオ企業がターゲットに」です。

GLP-1受動体作動薬

確かに業界内ではホットなネタかなと。以下、記事からの抜粋です。PwCの調査レポート「2024年 ヘルスケア業界における世界のM&A動向」によると、パテントクリフに直面する大手製薬企業が、「パイプラインのギャップを埋めるために中堅バイオテクノロジー企業への投資検討を続ける」と予想している。また、糖尿病対策や減量促進で使用されるGLP-1受動体作動薬への投資家の関心が高いとして、M&A活動を促進させる可能性を示唆。GLP-1受動体作動薬は注射薬が多いため、経口投与を実証できるバイオテクノロジー企業が24年のM&Aターゲットとして大いに注目される可能性があると論じた。

特に経口剤のニーズが高い

確かに経口のGLP-1は、注射剤よりも患者さんの薬剤投与に対するハードルが一気にさがるので、重要になるなと思いますね。現在のところ、ノボのリベルサスが上市されていますけど、こちらは製剤の工夫でGLP-1を経口吸収できるようにしている製剤です。ただ空腹時投与の制限があるので、ちょっと使いにくいかなと。注目は中外がリリーに導出した経口GLP-1でこちらは低分子なんですよね。リリーに導出しているあたりもすごいなと思います。たぶん、これが本命なんですけど、まだまだ市場が大きいのでチャンスがあると思っている企業が多いんでしょうね。日本の会社でも狙っているところはありそうな気もしますが、プライマリーケアにまだ投資しているところってあるのかな?いずれにしても盛り上がっているのは間違いないので、今後もフォローしたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?確かに久しぶりに大型薬が出てくる感じがしますね。低分子なんですけど、GLP-1はペプチドなので、低分子でミミックするのは結構、大変だと思いますね。それなりに大きな分子になりそうな気もするので、PKとか毒性を許容範囲にどうやって収めるかというのがポイントなんだろうなと想像していました。低分子と蛋白質の中間くらいのあまり使われていなかった分子量の分子になるので、これもある意味、新しいモダリティといってもいいのかもしれないですね。今後も注目したいと思います。ではでは、また!


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