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#067 業界ネタ~経口コロナ薬続編~

おはようございます!いきなり寒くなりましたね。年を取ってきたので、寒暖差が体に堪えますね。最近、娘が飼っている犬がかわいいらしく、やたら絡んでいきます。犬はね、本当に迷惑そうで困った顔をしていて、それがまたかわいい。最近、娘も体力がついてきてるので、犬も叩かれたり、追いかけまわされたりで大変なんだなと。娘も成長したんだなと改めて感じました。さてさて、本日は「塩野義 経口コロナ薬 続報」です。

続報その①

以前にも取り上げました塩野義の経口コロナ薬の続報です。前回までは塩野義さんがPh2の結果で申請したよと。結果はウイルス量は減るものの、症状改善は有意差なしという結果でしたと。供給体制はバッチリなので条件付きしょうにんしてくださいませんか?みたいな流れになっていました。続報その①は衆院厚生労働委員会で東京医科大茨城医療センターの福井先生という方が個人的な意見としながら「ウイルス量が減っても健康上のアウトカムに影響がなければ臨床的に効果があったとは言えない」と発言したようです。まあ確かに試験のエビデンスをそのままみるとそういう解釈になりますよねと思いました。とはいえ、国会でこういう発言が出るってことは塩野義さんにとっても逆風ですね。

続報その②

続報その②塩野義のコロナ治療薬で胎児奇形の恐れというニュース。これ結構、不思議。。。記事によると日東製薬が日本の塩野義製薬と共に開発中の新型コロナ経口薬「S-217622」について、胎児に奇形を引き起こすリスクが日本での動物実験で確認された。このニュースを受けて韓国国税庁が日東製薬に対する税務調査を開始したことが伝わると、13日には同社の株価が急落した。塩野義製薬の株価も急落したとのこと。そもそも毒性試験の結果と国税局の税務調査に何か関係あるんですかね?その辺は良く分からない。もちろん塩野義さんは当局にも毒性試験の結果は出していて、臨床試験でも妊婦は除外してる。。。何も問題がないような気がするけど、謎に株価が下がる。。。これはとばっちりなのかなとは思うものの、逆風であることには変わりなさそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?個人的にはすごく面白い事例だなと思いました。日本の規制当局もどういう判断をするのか、なかなか難しいとは思いますが、何を重視して最終判断するのか、非常に面白いなと思いました。コロナも落ち着くのか、落ち着かないのか、まだまだ読めない状況ですし、そろそろ参院選もあるので、どうなるのか、引き続きフォローしようと思います。ではでは、また!

参考記事①
参考記事②

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