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#286 業界ネタ~2022年に世界で最も売れた薬

おはようございます!今日は朝からクライアントとのミーティング、グローバルとのタウンホールなどがあってバタバタしておりまして、さらに娘が保育園を休んだので、そのお世話をしていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。明日からは保育園に娘もいけそうなので、リズムを取り戻していきたいなと思っています。そんな中、今年初めてきゅうりの収穫をしました。結構、大きく美味しそうなきゅうりが採れたので、夜、食べてみようと思います。さてさて本日は「業界ネタ~2022年に世界で最も売れた薬」です。

昨年、一番売れた薬は予想通り・・・

毎年、発表されるデータですが、昨年一番売れた医薬品についてのニュースを共有します。以下、要約です。2022年に世界で最も売れた医薬品は、前年に続いて米アッヴィの抗TNFα抗体「ヒュミラ」(前年比10.8%増、約4兆7204億円)だったことが、米IQVIAのまとめでわかりました。2位は同ブリストル・マイヤーズスクイブと同ファイザーの抗凝固薬「エリキュース」(前年比15.9%増、約3兆2474億円)、3位は同メルクの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」(前年比28.3%増、約3兆2250億円)で、上位3製品の顔ぶれは前年と変わらず。上位20製品のうち10製品が100億ドル超を売り上げました。と、定番の顔ぶれとなっておりますな。

近いうちに後発品との置き換えが進む・・・

この3剤もここ数年で後発品との置き換えが進んでいく感じなので、おそらく定番の顔ぶれも変わってくるのかなと思います。まあ正直、分らない部分もありますが、ここ10年くらいで、おそらく1剤で数兆円も売り上げる製品は、以前と比較すると少なくなり、その分、もう少し売り上げが小さな薬剤がたくさん出てくるような感じになるのではないかなと。低分子のブロックバクターモデルから、バイオのブロックバクターモデルに移行してきたわけですが、いよいよそもそもブロックバクターのような薬剤が出にくくなる方向にいき、ビジネスモデルの再編が必要とされてくる時代になってきたのかもしれません。ただ依然として病気で苦しむ患者さんはいますので、その患者さんに治療オプションを提供するために何か出来るのか考えていきたいなと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?コロナ関連の医薬品はランキングから除外されていましたが、今後ももしかすると定期的に感染症関連の波は来るのかもしれないですね。ただいつ、どの種類の感染症が流行するのかが分らないですし、なかなかビジネスとして確立するのは難しいのかもしれません。引き続き、業界全体を俯瞰するような記事に関しては取り上げていきたいなと思います。ではでは、また!


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