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#018 私の履歴書~第3回 企業研究者~

おはようございます。あっという間の金曜日ですが、いかがお過ごしでしょうか?最近、ちょっとハマった物があって、それは広島のクラフトジンの桜尾です。これとレモネードベースを炭酸水で割るとめっちゃ美味しいです。ジンそのものにも柑橘系の香りがついているので、すっごい爽やかな感じで飲みやすいですね。興味があったらお試しを・・・本日は、私の履歴書シリーズ第3回 企業研究者のお仕事です。

企業研究者になった経緯

大学の先生をしていたんですが、突然、教授が大学を辞めると言い出して(私学の薬学部に移ったんですが、薬剤師教育中心の業務にどうも馴染まなかった模様・・・)、職を失いそうになりました。どうしよっかなと悩んでいたところ、研究室の先輩が某会社の研究所の薬物動態グループのマネージャーをやっていて、本当にたまたま人を探しているという流れになって、中途採用していただく事になりました。なんだかんだで、結局、人とのつながりに救われているってことですね。後でも書こうと思いますけど、大学の研究と企業研究のスキルは全く違うので、普通なら採用まではいかなかったかもしれないと思いますね。うん。

サラリーマンとしての心構え・・・

企業に移って、まず部長クラスの方(この方もドクターをとってポスドクをしていたことがあるので親切にしてくれましたね)にアドバイス頂いたことがいくつかありました。1つ目、研究者といえどもサラリーマンなので、とにかく上司に”ほう・れん・そう”をしっかりしなさいと。アカデミックでは自分の考えで研究を進めることも多いと思うけど、勝手に進めるなよって感じかなと。2つ目、人・物・金に関わる事の管理はしっかりしなさいと。アングラ研究(自分の興味でお試しでやっちゃう研究のことですね)をあまりやりすぎるなってお話かなと。自分の興味だけで会社の管理している人・物・金を使ってしまわないようにって話だと思いました。ちゃんとその辺だけはしっかり守って、仕事してましたね。今もこの2つは自分でも大事にしている考え方になっていると思います。

企業で働く薬物動態研究者のお仕事

さて、企業の研究者のお仕事(薬物動態)って、どんなイメージですかね?ちょっとステージ事のお仕事をざっと書き出してみますね。①研究初期(スクリーニング)>in vitroのスクリーニング(代謝安定性・膜透過性)②中期(いわゆるヒットtoリード)>カセットPK、代謝部位の同定、BP比の算出 ③後期(リードオプティマイゼーション)>マウス、ラット、イヌ、サルPK、未変化体・代謝物の測定方法の検討、ヒトPK予測 ④開発段階>CRO試験の試験管理。多分、こんなイメージです。7年くらい働いてましたけど、幸いなことにプロジェクトに恵まれて全てのフェーズの担当をすることが出来ました。キーワードだけでは何のことやらって感じだと思いますので、次回はフェーズごとのより具体的な仕事内容を書きたいと思います。ではでは、また!

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