見出し画像

#203 業界ネタ~ドラッグロス対策

おはようございます!昨日はオフィスに出社をしていまして、おまけに会議がずっと入っていたもので、更新できませんでした。失礼しました。すっかり寒さに体が参ってしまいそうですが、皆さんはいかがでしょうか?こういう時はゆっくりお風呂に浸かって温まって、ゆっくり睡眠時間を取ることが重要だと思いますね。風邪など引かないようにお気を付けください。さてさて本日は「ALS新薬 国内での早期承認を」というニュースです。

ドラッグロスの実例・・・

今日は久しぶりに業界ニュースから紹介します。昨年、結構な割合で取り上げたドラッグロスについての具体的な例がニュースになりましたので、共有します。2022年9月に米国で承認されたALS薬「レリブリオ」の国内早期承認を求める1万750人分の署名を厚生労働省に提出した。今後、ALS患者が迅速に新薬へアクセスできる仕組みが整備されるよう、厚労省と定期的に意見交換する意向を示した。レリブリオはAmylyx Pharmaceuticals社の経口薬。米国の他カナダでも承認されている。レリブリオは既存薬との併用が可能で、経口薬のため患者や家族の負担軽減につながる。現状、日本での開発は行われていない。

そもそも誰が開発するのかが問題

これって確かに特例承認や緊急承認の枠組みで国が承認することは出来ると思うんですが、問題は誰が申請するの?ってお話なんだと思うんですよね。むしろ未承認薬検討会みたいなところから、この薬を開発する企業を募る感じになるのかなと思った次第です。今後、こういう感じで日本には支社がないけど、有用な薬があった場合、どうやって使えるようにするのかという具体的な事例になりそうで要注目ですね。かなりのインセンティブを付けないと国内で開発する企業はなかなか見つからないような気もしますが、どうなるのか見守りたいなと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今後はこういう感じのニーズがどんどん増えてくる気がしています。正直、承認に関しては海外の臨床試験データがあれば、本当は何とでもなると思っています。ただ承認後の薬の流通を管理して販売してくれる企業って見つけるのが本当に大変なのではないかなと思ったりしています。こういう薬を日本で使うための仕組・ビジネスモデルは既存のものとは別物で作ってもいいのかもしれないと個人的には思いました。フォローアップしていきたいと思います。ではでは、また!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?