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#316 業界ネタ~遺伝子治療薬「ルクスターナ」

おはようございます!ようやく少しずつ体調が戻ってきた感じです。娘は元気にしていて保育園にも通っているのですが、毎日、水遊びで楽しそうに過ごしていますね。ただ毎週、木曜日くらいになると疲れがたまってくるみたいで、朝、保育園に行くのがどうしても遅くなっちゃうんですよね。もう少し夜、早めに寝てくれると良いと思うのですが、夜はテンションが高いんですよね。。。ちょっと対策を考えないといけないです。さてさて本日は「業界ネタ~遺伝子治療薬「ルクスターナ」両目投与で約1億円」です。

遺伝子治療薬「ルクスターナ」両目投与で約1億円

最近、仕事でも遺伝子治療関連のことをやっていて気になっていたのですが、新しい遺伝子治療薬の薬価が決まったとのこと。以下、記事からの抜粋です。ルクスターナ(一般名・ボレチゲン ネパルボベク)は、遺伝性の目の疾患である「両アレル性RPE65遺伝子変異による遺伝性網膜ジストロフィー」に対する遺伝子治療用ベクター。RPE65遺伝子の機能欠損を補うことで効果を発揮する。薬価は原価計算方式で算定され、0.5mL1瓶4960万226円となった。両眼に1バイアルずつ投与するため、患者1人あたりの薬剤費は9920万452円となる。薬価算定では有用性加算I(加算率45%)と市場性加算I(10%)がついたが、原価の開示度が50%未満で加算係数がゼロとなり、価格の上乗せは行われなかった。ピーク時に年間投与患者数5人、年間販売額5億円を予測している。

ビジネスモデルの転換期かもしれない

薬価はSMAの遺伝子治療薬のゾルゲンスマも1回の治療で1億円くらいだったので、だいたいそのくらいの価格になるのかなと思っていたら、ピッタリ一緒でしたね。原価計算方式だとそのくらいの価格帯になるって事なのかもしれないですね。あとピーク時で年間投与患者数が5人で販売額5億円ということなので、これまでの薬のビジネスとはずいぶん違う製品になりそうですね。非常にピークセールスは小さいですが、年間5症例でいいわけで当然、セールス側の人件費を含めた固定費はかなり小さく出来そうな気がします。そうなるとプライマリーケア時代から比較するともう全く違うビジネスをしているといっても良いのかもしれないですね。非常に極端な例ではありますが、今後はこういう製品が増えてくるんだろうなと思いました。ただこういうモダリティの製品も特許が切れたら、後発品が出る物なのですかね~そのあたりにも影響が出てくるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本当にこういう新しいモダリティの製品が増えてきていますね。他のビジネスでも同じような傾向があるのかもしれないですが、マス向けの製品よりも一定の層に深く刺さって価格も高いような製品に全体的に変わってきているのかもしれませんね。今後も再生医療等製品にかんして注目していきたいなと思います。ではでは、また!


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