道具要らずのおうち遊び 『 俳句 』
今回は、我が家でGWにプチブームが起きたおうち遊びをまったり紹介します。それは、タイトルの通り「俳句」です。
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小学生になった長女には、早速、連休中に自由参加の作品募集(ポスターや標語など)がありました。長女はポスターと俳句大会をチョイス。まずは遊んでみようと、Excelで俳句シートを作り、連日ゲーム感覚で創作してみました。
村上鬼城顕彰 俳句大会
(小中学生の部は高崎市内のみ募集)
我々夫婦は、俳句ド素人。季語もスマホ片手に都度検索です。それでも、家族5人で、お題を決めたり、その日に出会ったもので詠んでみたりと、なかなか楽しめました(幼児の双子さんも、5文字の言葉を探すだけでも楽しんでいましたよ)。
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長女の記念すべきはじめての一句は、こちらです。
ぴかぴかの いちねんせいだ らんどせる
「できた!!」と喜び、忘れないうちにと凄い勢いで書いていました。でも発表は「あのね……合っているかわからないんだけどね」と照れながら小声で。素晴らしきキュンな瞬間でございました。
ただ、デビュー作につき人気が高く妹たちの「見せてー見せてー」合戦で、紙がボロボロに……。
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続いては、散歩で見つけたお花より。長女が好きな雑草はかたばみ。ハートの葉っぱに黄色いお花。ここで一句。
かたばみと おんなじきいろ らんどせる
本当は「かたばみの花」と「小学一年生が被る黄色い帽子」の雰囲気が似ているということを詠みたかったようですが、なかなか5.7.5に苦戦!おんなじぼうし?おんなじきいろ?と悩む様子がまたキュンでした。
アドバイスせず様子を見ていると、「あっ」と閃いた表情をし、さきほど用いた5文字のランドセルを再利用。一年生は黄色いカバーをつけているので、黄色い花⇒黄色い帽子⇒黄色いランドセルカバーという思考展開のようです。いいじゃん!と伝えましたが、本人はやはり当初のイメージから逸れた分、「う~ん」と納得いかない様子。親としてはちょっとワクワク(いいぞ、向上心!)。
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高度なテーマ「フリー(なんでもOK)」もやってみました。
どんな行動を起こすかな?とやはりそ~っと見守っていると、キョロキョロ、ガサゴソと庭や自分の机の上など色々ヒントを探っていました。
例えば、購読している子ども新聞を手に取り「てんとう虫の名前の由来は、お天道様に向かって飛ぶ様子から」という記事に注目。
「あ~これな~。テントウ…オテントウ…、タイヨウ…ガ…」
ここで一句。
てんとうむし おてんとさまに こんにちは
おぉ、いいね!と思ったのも束の間、これも本人は「てんとうむし」が6文字なことに納得いかず、書いた用紙をビリビリ(そのため写真無し)。5.7.5音はリズム良ければ、5.7.5字でなくていいんだよ~と伝えても、そこは納得いかず(その真面目な性格は誰に似たのだろうか……笑)。
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その他に、たんぽぽや綿毛、妹たちの謎のリクエストでプチトマトやピーマンというお題など、時に閃き、時に挫折し色々詠んでいました(ピーマンは子どもが嫌いだの、苦いだの、散々な扱いで川柳も通り越して大喜利でした。ごめんね、ピーマン 笑)。
最終的に応募した作品は、ここには書きませんが、本人が納得の一句!
伝えたいことが5.7.5にうまくハマったようで、書き終えた瞬間「これ!提出するやつはこれ!!」と喜んだ作品です。私には思いつかない発想だけど、娘の解説を聞くと「なるほど~」な一句でした。
パズル感覚の楽しさと表現できる喜びが俳句にはありますね。紙と鉛筆があれば、あとは風景や想像力があればできる。楽しんでいたので、歳時記や俳句の子ども向け入門書を買ってみようかなと思えました。休日にオススメです。
ちなみに、私はというと、家族から「俳句のセンスなし」の烙印を押されてしまいました(残念!)
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