出店と集まる人たち

今までいろんな出店場所に行った。

合う場所もあれば、合わない場所もあった。

売れる、売れないも重要だが、
主催の方たちの人柄によるところが大きい。

それが空気間として出ると思う。

今日は相生山つながりの朝市。

以前はお寺でやっていたが、主催メンバーのお庭で出店する形になり、1年が過ぎた。

出店者もいわゆるマルシェで見る人たちと違い、良い意味でクセがある感じで面白い。

誰かみたいな感じではなく、オリジナル感がある。

規模的に言えば、お寺の時よりお客さんは減っているかもしれないが、みなさんそれぞれのスタイルで朝市を楽しんでいるように見える。

僕らも自分たちらしくいれる。

常連さんが多く、話したことはないが顔を覚えている人も多い。

その人たちが話をしているところを離れた場所から見ていたりする。

月一の出店の日にしか思い出せない人なのに、少し知り合いのように感じるのもちょっと不思議。

今日は突然笛を吹き出した人がいた。

少しして他の人が話かけた。

それをうれしそうに答える。

その姿を見て、笛を吹いた人の印象が変わる。

始めは笛吹いてるよと不思議に思ったが、うれしそうな顔を見て、きっとこの人は自分の人生を生きて、笛があるのだろう。

変わった人のように思えた人でも、その人には生きた時間がある。

そんな当たり前のことも、うれしそうな顔を見るまでは想像できなかった。

生きているすべての人に、それぞれの時間がある。

同じ場所に集まる人たちくらいは、その想像力を働かせ、いつか話を聞いてみたいと思う。

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