ゲームブック名作紹介:スーパー・ブラックオニキス
ゲームブックの名作を紹介しています。今回はスーパー・ブラックオニキスです。
最大の特徴は、主人公に加えて三人の仲間と共に冒険する、RPG風のパーティプレイを実現している点。手動でのパーティプレイはプレイヤーの手間が増大するという欠点があるが、本作は管理する項目を最小限に抑え、特に煩雑になりがちな戦闘を単純なものにするなど工夫を凝らし、ストレスなくプレイすることが可能になっている。また、パーティの仲間をある程度自由に選べる点も画期的といえる。他方で、シンプルにしたとは言えゲームブックに慣れない読者にとってはやはり複雑で、初心者向けとは言い難い。
ダンジョンは街を含めても合計8フロアと、鈴木の前作「ドルアーガの塔」と比較すると少なめだが、その分密度は高いものになっている。
(了)
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