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ゲームブック名作紹介:展覧会の絵

ゲームブックの名作を紹介しています。今回は『展覧会の絵』です。

1987年に東京創元社よりスーパーアドベンチャーゲームの1冊として出版された。表紙・挿絵イラストは米田仁士。

主人公は楽師であり、彼の能力は和解・魔除け・戦いの3つの旋律を奏でる弦によって表現される。この独特の設定は、「剣と魔法」に慣れ親しんでいた当時のゲームブックファンに驚きをもって迎えられた。

本書は2002年に創土社より復刊された。ゲーム内容は旧版のままだが、原曲にまつわるコラムが挿入されている。また、イラスト担当は伊藤弥生に変わり、解説を矢野徹が書いている。

2012年10月にはフェイス・ワンダワークスより、iPhone/iPadアプリとしてリリースされ、2013年3月には英語版も公開された。2014年1月からはAndroid用もリリースされたものの、2015年3月末で配信終了した。これらのイラストはリリース情報ではみつきやよい名義ではあるが伊藤弥生のままで、アプリ内でのクレジットタイトルも伊藤弥生である。

2016年3月より「幻想迷宮書店」で配信が開始された。

あらすじ:

あなたは竪琴を持った吟遊詩人である。自分の名前を含めて過去の記憶を失っている。

あるとき、「リモージュの市場」で商人に声をかけられた。絵の中の「侏儒」に会い、絵の中を旅するよう告げられる。

そして記憶を取り戻すための旅がはじまる。行く先々で「キエフの門」の印のついた絵と、魔女「バーバ・ヤーガ」の12の宝石を探しながら。


(了)

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