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技術で解決するオフィス環境の問題

これは TOWN Advent Calendar 2019 8日目のエントリーです。

みなさんのオフィスのCO2濃度は?

さっそくですが、みなさんのオフィスのCO2濃度は何ppmでしょうか?

労働安全衛生法の事務所衛生基準規則によると、CO2濃度は5,000ppm以下、空気調和設備により調整が可能な場合には1,000ppm以下が基準とのことです。

CO2濃度が高くなることによる影響

ではCO2濃度が高くなると何が問題なのでしょうか。

CO2の濃度が高くなると眠気や頭痛、めまいなどの原因となり、仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼすことがあると言われています。

仕事中に眠くなるのは個人の問題ではなく、オフィス環境が原因かもしれません。

TOWNではSmart Home Weather Stationを使ってオフィス環境を計測して換気をするなどの対策をとっています。

Smart Home Weather Stationとは

フランスのNETATMO社が出している気温、湿度、気圧、CO2濃度、騒音を測定できるIoTです。屋内の空気質を評価して、健康管理の基準として役立てることができます。

5分ごとに測定をした結果をNETATMOのサーバーに送っています。

PCから、あるいはiOSとAndroidアプリから室内の環境を見ることができるようになっています。

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以前は輸入代理店があったのですが、2019年12月現在では並行輸入品を購入するしか方法がないようです。

日本国内でサポートを受けるのが難しいため、もしも今使っているものが故障した場合には他のデバイスを使うことを選択するかもしれません。

IFTTTを使ってSlack連携が可能

IFTTTと連携することで測定した部屋の気温が30度を超えるとスマートフォンに通知させる、連係デバイスを動作させるなどの設定を簡単に行えます。(連携アプリ:Imperihome, Instaweather Pro, Weatherpro, IFTTTなど)

TOWNではオフィスが以下の環境のときにSlack通知を行うようにしています。

・暑すぎるとき、寒すぎるとき(夏場と冬場で基準となる室温設定を変更)
・乾燥しているとき、湿度が高すぎるとき
・CO2濃度が一定の数値を超えたとき

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室温の変化

営業日の室温の変化はこんな感じです。

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日中エアコンを入れるため室温が上がっていることがわかります。また、室温が上がりすぎないよう状況に応じてエアコンの温度設定を調整しています。

湿度の変化

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加湿器を入れているものの、エアコンによる空気の乾燥が強いことがわかります。

CO2濃度の変化

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お昼どきにはメンバーが外出するためCO2濃度が一時的に下がっていることがわかります。人間が吐き出すCO2は偉大です。

CO2については600ppmと1,200ppmを超えたタイミングでSlack通知するようにしており、窓を開けるなどして換気をしています。今のオフィスでは1,000ppmはなかなか難しい基準のため、1,200ppmは超えないようにがんばっています。

騒音の変化

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Alexaで音楽を流しているため日中だけ騒音レベルが上がっています。

オフィス環境を整えるために

TOWNではクレドでオフィス環境の値(室温、相対湿度、二酸化炭素濃度)を定義しています。その値にあわせてWeather Stationでオフィスの環境を計測、通知することでエアコンの温度調整、換気扇のON/OFFや窓の開放による換気、加湿器の調整などを行っています。

RECEPTIONIST

fondesk

社内ネットワークの冗長化

そしてこのWeather Stationを使ったオフィス環境の改善など、メンバーが快適なオフィスで働くことができるよう、技術で解決しています

エンジニアにとって理想の働き方を考える会を開催します

12月18日(水)にエンジニア向けのミートアップを開催します。電話の鳴らないオフィス、環境の問題を技術で解決している現場へお越しください。トイレの個室の空き状況をSlackで確認できるように解決した話も聞けるかもしれません。もし興味がありましたらご参加ください。



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