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☆「出産=痛い」という思い込みからの解放②☆

出産から一ヶ月。

長くなって分割した前回の続きです。
前回のはこちらから👇

そんなわけで、いよいよ出産体験談!


元々35週で切迫早産気味となり
10日ほど絶対安静状態だったところから、
37週に入ってどんどん動いてと言われ、
たくさん歩いたりしてるのに
産まれる気配はなく経過していきます。

37週正産期に入ってからは、
ここぞとばかりに行っておきたいお店で
色々食べたりしていました。
歩いてもいたから、体重増加はまずまず。

38週の時の夜に腰とお腹が定期的に痛み
まさに陣痛かと思うことがあり、
リラックスしてやり過ごしました。
しかし30分おきだったのが4回来て、
次気付いたら朝でした。
前駆陣痛だったようです。

39週。
行きたいお店は行き尽くしたし
やっておきたいこともそこそこやった、
予定日3日前の深夜。

床について眠りに入ったあたりで急に
「プチッ」
という音と共にダラダラ水が流れる感覚…

0:31、真夜中の破水でした。

そこから助産院に連絡して入院の流れに。

しかし陣痛はまだ来ておらず、
羊水が流れすぎてしまうのも問題とのことで
子宮口の確認はせずモニター確認のみして、
ひとまず部屋で休むことになる深夜2時。

「朝、促進剤打つことになると思う」

部屋に行く前に助産師さんに言われました。

しかし私は、医療行為は必要最低限が良く、
促進剤も希望していませんでした。
せっかくリラックスして産む練習をしたし
赤ちゃんとのペースで自然にやりたかった。

陣痛がないのに羊水だけ少しずつなくなる…
その状況がよろしくないのも分かっている。
でも、促進剤は嫌でした。

だから部屋に戻ってから、
リラックスバースのワークの一つ、
赤ちゃんを感じる呼吸法をしつつ
「破水してくれていよいよ準備できたんだね。
 でもこのままだと促進剤打つって。
 それは嫌だろうし、朝までに少しずつでも
 降りてきちゃおうね。」
そんな風に語ってから眠ることにしました。

しかしいざ眠ろうにも、
何だか時々股関節が痛くなって眠れません。

そしてそれが段々と強くなってきた3時。

とはいえ陣痛は前駆陣痛の時のように
腰やお腹が痛むと思っていたので
そのまま様子を見ていました。

股関節の痛みがやってくるたびに
痛みを感じにくくなる
エンドルフィンの出る呼吸法を行います。

すると、促進剤が嫌な赤ちゃんが
自分で降りようと頑張っており
股関節をノックしているんだと
イメージできるようになりました。

次第に股関節へのノックは5分おきになり
お腹には波のような動きを感じ始めました。

さすがにこれはお産が進んでいるだろうと
ナースコールをしたところ
「じゃあモニター付けてみましょうね。
 準備するから待っててください。」

そう言われていよいよ陣痛なのだと認識。
そして自分がリラックスできるような
アロマオイルを塗布したり
音楽を流したり呼吸法を練習したり
歩いたり前屈みでソファにもたれてみたり。

待つこと1時間。4時。
「トイレに行ってから下来てください」
と連絡があり、お腹や股関節の様子を見つつ
使いたい物だけ持って陣痛分娩室へ。

モニターや内診により
陣痛は5分おきだが子宮口はまだ2cmと。
あと8cm開かねば産まれない。

「もし不安なら旦那さんにも来てもらう?」
そう言われて、実家で待っていた旦那を召喚。

この時旦那は足立区の家におり
病院は横浜の実家近くだったため、
入院時に連絡するが
最初は朝来ようとしていました。
しかしやはりタクシーで行くとなり、
それならばと両親が迎えに行って
そのまま実家で待機していました。

そんな旦那に来てもらうよう連絡して、
来るまではずっと
花が蕾から開くイメージを描きつつ、
子宮口が柔らかく伸びて開いていく
そんな想像をしていました。

旦那が到着した5時。
何ができるというわけではないけれど
いてくれるだけで安心感が増しました。

“腰が痛いから押してー!”
みたいなのは全くなく、
ただ背中に触れてもらっていました。

旦那の温かい手が背中に触れて安心し、
股関節のノックとお腹の波の発生時には
大腿に触れてもらうことで安心しました。
無痛整体と同じく、まさにお手当て。

5時半。子宮口は5cmまで開く。
間隔は3分おき。

次第に少し激しくなってくるが、
旦那が流してくれたディズニーオルゴールに
癒されながら呼吸を整え、
合間にうとうとしていました。

するとどうやら、
赤ちゃんが酸欠状態になっているとのこと。

こんなに深呼吸しまくってるのに!?

助産師さんに言われるまま、
一番楽だった仰向けでなく横向きになり、
酸素マスクも装着しました。

そしてより一層リラックスを意識して
深い呼吸と子宮口が開いていくイメージと
赤ちゃんが降りてくるイメージをします。

そして6時過ぎには子宮口は9cmに。

この産院では子宮口10cmになったら
いきんでもらうとのことでした。
そのため最後までリラックスして
過ごすことは叶わず。

私の場合は赤ちゃんの酸素状態も心配で、
9cmの時点でいきみ始めることになりました。

とはいえずっとリラックスに努めていたので、
いきめと言われてもよく分かりません。

股関節を開いて膝を曲げ、
排便するように力を入れます。

しかし呼吸が続かず私が酸欠に。
暑いし喉も渇きます。

そんな私を旦那は
うちわで仰いでくれたり
水を飲ませてくれたり
頭を支えてくれました。

股関節を開いて膝を曲げる…
この姿勢が私にはとても辛く、
すぐに足を閉じたくなりましたが、
そうすると骨盤が狭くなり
赤ちゃんが通りにくいとのこと。

赤ちゃんも頑張っているんだと思い、
姿勢を整えて赤ちゃんが子宮口にはまる
そんなイメージをして陣痛の波を待ちました。

それでもどうしても足が閉じてしまうので
最後は旦那に足を支えてもらいました。

何度かいきんで息継ぎも上手くなったところ
「よしっ!頭がはまりました」
そう言われました。

ちょうど便秘だったところに
便が肛門から頭を出した感じ。
踏ん張って出し切る感じで何度かいきみ、
6:31、無事に産まれました。

そしてその後もしっかりした胎盤を出し、
分娩終了になります。


最後のいきみの時は少し大変だったけど、
恐れていた会陰切開をすることも
裂けてしまうこともなく、
苦しすぎる痛みを感じることもなく、
イメージの力と呼吸の力で、
比較的落ち着いて過ごせました。

リラックスバーシング、やって良かったです。

そして本当に、イメージや意識の力は凄い!

出産は怖くもないし痛くもないです。
これを読んだ人が少しでも、
出産に前向きになってくれたら嬉しいです。

ちなみに赤ちゃんの酸素が低くなったのは、
通常よりもへその緒が半分程と
短かったからのようでした。
今回かなりのスピード出産でしたが、
へその緒が短くて苦しかったのもあり、
赤ちゃんも早く出たかったのかもしれません。


分娩終了時に旦那に
「どうする?大変だったけど2人目欲しい?」
と聞かれました。

確かに大変だったけど私は、
「うん、欲しい!」
と即答していました。

今はより、欲しいと感じます。
分娩時の感覚、また味わいたいです。

リラックスバーシングは心地良くて
癒しを得たりオーガズムを感じたりもする…

今回ここまではなかったので、
次はこの感覚を知りたいです。

長文を最後までありがとうございました!
多くの人の出産が、
心地良いものになりますように!

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