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のんびりサラリーマンのままで良いですか?財務スキルを学ぶはじめての損益計算書【2021年最新】

今回は財務スキルを学びたいと思います。主には貸借対照表(BS…バランスシート)と損益計算書(PL…プロフィットアンドロス)の2つについてお伝えしようと思います。

皆さんにも経験はありませんか?食事に行った先の店で「この店儲かりそうだな〜」なんて友達と話した事はありませんか?でも何を持って儲かるっていうか分かりますか?ひっきりなしにお客様が来て、活気がある店が儲かっているとは限りません。損益計算書と貸借対照表の理解が出来てこそ、利益(儲かっている)が出ているかどうかが分かります。


ざっくりとお伝えすると


●損益計算書…一定期間の経営の成績表※一年間でいくら利益をだしたか?


●貸借対照表…一時点の財政状態の指標
       ※期末時点で会社に存在する財産の状態はどうですか?
       ※会社資金の調達と運用状況はどうですか?


という事なんですが、分かりづらいと思います、もう少し噛み砕いてお伝えさせて頂きます。


仕組みとしては、収益と費用を比べて利益(または損失)出している。


損益計算書の中身は売上と支出と利益が書かれています、皆さんも理解されていると思いますが、売ったものから原価を引いたら利益が出ます、ここまでは小学生でも分かる事ですが、もっと詳細に落とし込んでいったものが損益計算書になります。


例えば、喫茶店を経営しているとします、一杯500円のコーヒーを売っていて、材料原価が300円だとすると売上総利益は200円になります。

ここからが、複雑に書かれていて、利益にも色々のな利益が損益計算書には書かれています。

大きく分けて5つの利益が書かれています。

・売上総利益

・営業利益

・経常利益

・税引前当期純利益

・当期純利益 になります。


まず当期純利益は最終的に残った利益なので、説明は不要だと思います。


それぞれを説明して行きます。

売上総利益=本業の利益(売上高から売上原価を差し引いて算出)します。


復習にはなりますが、先程説明した、コーヒーの話は200円の売上総利益がでてましたね、ただお店の経営はそれだけでは成り立ちません。


では次に行きます。

営業利益=売上総利益から販売費と一般管理費(販管費)を引いて算出します。


販管費とは店舗の賃料や広告費、営業スタッフの給料など、商品を販売するための間接的なコストの事を指します。

そのコストを売上総利益から引いたのが営業利益になります。


では次にいきます。

経常利益=本業で獲得して利益に、本業以外で獲得した収益と費用を加算して算出します。


これは何かと言うと、本業以外で継続的に発生する利益を指します。

例えば、その喫茶店を毎月夜は英会話教室として貸し出ししていて、収入を得てますのような事です。本業以外の収益の事を、営業外収益と言います。

この営業外収益と営業利益を足したものから営業外収益に掛かった費用を引いたものが、経常利益になります。


では次に行きます。

税引前当期純利益=当期に発生した全ての事象を加味した利益です。

これは継続的にではなく、突発的な損益を加味します。

例えばエアコンが壊れた為の修繕費は特別損失で、違うお店の売却で得た利益を特別収入と言います。


この税引前当期純利益に税金を引いたのが当期純利益がでます。これが会社に残る最終的な利益になります。


これらの事が、損益計算書(PL)書かれている事です。


今回はここまでにして、今後、財務スキルを深掘って行こうと思います。


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