ヒロシマジロウ
大家さんから勧められた物件を借りてお店を始めよう動き出した日、俺はその時週3回アルバイトをしていた「がじゅまる」のママ、強さんに話をしに行った。 お店を開店しようと思っている日の2か月ちょっと前だったかな。 平日で他のスタッフもいる日だったから、すぐ近くの公園の石段まで来てもらって、腰かけながら話を切り出した。 「ママ、俺自分でお店をやりたいと思ってて、借りる物件も目途がついて、大家さんのTさんとも話をつけてきた。そのまま、一番にママに相談しに来たんだよね」 ママは最初「
今月の11月22日で新宿二丁目にお店を開店してから 10年が経つ。長かったような、あっという間のような なんとも言い表せない時間だった。 これは俺の新宿二丁目で過ごしてきた日々の記録。 楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、 そして誰にも話せなかったこと、ぎゅっと詰まった反省文でもあり 暴露文でもある。支障があるなって思う部分はイニシャルや仮称にしますが 大部分は実際の名前で記載しています。ご了承ください。 そして、あくまでこれは俺の主観であるということ。 そこは
【自己紹介】 著者名 ヒロシマジロウ 過去の名前 ストカズ・すとかず 出身 東京都 年齢 非公表 性別 男(バイ) 経歴 会社員をしながら新宿二丁目で店子をしていたが、 2011年11月22日「MaKerS(メーカーズ)」を開店、 その後約7年間にわたり新宿二丁目・三丁目、 沖縄県那覇市に合計6店舗のゲイバーを展開。 2017年7月29日引退。 現在は再びサラリーマン。 【このノートについて】 ゲイバーをはじめた経緯から、 7年間の間に起ったお店のこと、 新宿二丁目での