「おうち英語」「バイリンガル」

たぶん、長女が生まれた2009年の時点では「おうち英語」という言葉はまだ定着していなかった。

今でこそ、「おうち英語」でググるとそれはそれは深い沼が広がっているけれど。

2011年生まれの息子の時でもまだなかったし、2014年生まれの次女の時にもまだまだだった。ここ数年急にたくさん見聞きするようになったワード。

そしてこれを2009年の時点で知っていれば、腹を括って実行していれば、今頃3人とも普通にバイリンガルになっていただろうなと確信が持てるくらい、昨今の「おうち英語」の成功例はとんでもない。

そりゃ、私だってやってますよ英語講師なので。子供たちを英語レッスンにも混ぜているし、時間があれば英語の絵本、動画、フレーズ単位でのやり取り。何もしてない子よりは英語はできる。

でも、バイリンガルなんてほど遠い。あれよあれよと月日だけ経って、いつになったら理想像に近づくの。

忙しさにかまけて、我が子の英語が後回しになった私が悪い。仕事で忙しい、家事で忙しい、3人育児で忙しい、人手がなくて忙しい、お金がなくて忙しい・・・全て、結局は「できなかった」「結果が出なかった」ことへの言い訳でしかない。

ある英語講師仲間の先生に言われたことがある。「すっごくバイリンガルっていうことにこだわるよね。」

英語講師仲間から見ても、私はバイリンガルにこだわっている人間に見えるらしい。そして、我が子たちはバイリンガルではない。

「バイリンガル育成!」「子供たちが英語を話し出す!」そういう言葉にとにかく弱くて、何十万もする受講料を払って講座を受けまくった。確かに学びはあった。でも、うまくいくのは他人ばかり。我が家はなんでうまくいかないんだろう。それはやっぱり、私の取り組み方が悪い、に尽きるのか。

正直、このままの調子で我流のゆるゆる「おうち英語」を続けたって何の意味もないんじゃないかとか。もはや子供がこの歳になってしまったら「おうち」の英語でもなんでもなく、英語「教育」でしかないのか。

いっそのこと、全ての人生計画を投げ払って、もう一人子供産でゼロからやり直すかとか!笑

もう、訳がわからない。こんなにも「おうち英語」「バイリンガル」に囚われている自分が滑稽に思えてくる。

でも、まだ追求したいんだ。納得ができないもん。きっと、投げやりになって全てをやめてしまった時、楽にはなるだろうけど、後悔することはわかりきってる。

やれることは全てやろうと思う。そして、それを誰のせいにもしない。私が全てやりたくてやっていることだもん。ましてや子供たちのせいでは全くない。


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