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私が出会った個性的なお客達の思い出

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「おチンチンじゃない!チン●だ!」Pの呼び方にこだわるお客。元風俗嬢

こだわりは細部に宿る男とは、何かにつけてこだわりたがる生き物であるが、まれにpの呼び方にこだわりを持つお客がいる。 わたしはpのことを、あまり卑猥すぎず、かといってドライになりすぎないよう、可愛らしい雰囲気で「おチンチン」と言っていた。 ごく稀にだが、なかには「おチンチン」と女の子が口にすることを嫌がるお客がいる。 じゃあなんと呼べばいいのか?教えてくれよ、と思うところだが、「アソコが‥///」と恥じらいながら言うのが正解なのだろう。 時に繊細な言い回しを要求される仕

痛恨の言い間違え、今も思い出す聞き間違え。元風俗嬢

今だに悔やまれる言い間違えその日も私は疲れていた。 疲れているのはデフォルトなのだが、その日はいつにも増してツワモノどもが多く、そのお客と対面するまでに4本の仕事をこなしていたのだった。 そのお客はご新規で、優しそうな年配男性だった。 良かった〜と気が緩んでしまった。 するとお客がこう言った。 「今日、わたし70歳の誕生日なんですよ!」と。 私は満面の笑みで、 「お疲れ様です!!!!」と、言ってしまった。 お客は 「う、うん。ありがとう。 もう棺桶(かんおけ

恐怖!独特なフィニッシュ方法を持つ風俗客

男にはこだわりが必要だ女には到底理解できないような「こだわり」を持っている男は多い。 一見面倒に思えるが、逆に言ってしまえば、そのこだわりさえ達成できれば大満足してくれるという訳なので、 「なんでもいいよ〜」と丸投げされるよりわかりやすく、リピーターにもなりやすいタイプなので、こだわりが強いお客はむしろ大歓迎であった。 わかりやすく言うと、何かしらのフェチをもっている人。ストッキングは絶対にガーターストッキング希望とかね。男のガーターストッキング、網タイツ好き率の高さは

四柱推命客の思い出

黒革の手帳そのお客との付き合いは、私が入店してから退店するまで続いたので7年強にわたった。かなり高齢のお客なのだが、高齢だからなのか知らないが、我が強いわ、口は汚いわ、かなりの手強さで接客NGにしているキャストも多かった。 男はデータをとりたがる傾向にあるのかもしれないが、このお客もまさにデータ廚のメモ魔で、在籍キャスト全員の入店日、生年月日、出身地、本名(自己申告の)、将来の夢までも手帳に書き記しているのであった。来店日も書いており、何回フィニッシュできたかも書くというマ

褒め言葉に厳しすぎるお客の想い出

「お●んち●大きい!」と褒めるのはNGのお客接客中「大きい!」「すごい〜!」などは、その場とお互いの気分をもりあげる為に掛け声的な感じもありよく使う。 まあこれは「こんにちは、今日もいい天気ですね!」と同じような感じで、挨拶というか、形式美というか、そういうもんである。 大抵は楽しい雰囲気のなか「そんなことないよ〜」だったりその後のプレイに続くような返答がくるわけだが、 それにNOをつきつけてくるお客がいた。 その日もいつもと同じ感じで「すごい、お●んち●大きい!」と

24色分の服を持つお客の想い出

その日の仕事は某シティーホテルの新規客だった。扉を開けると一瞬ドキっとした。お客がキンキラキンだったからだ。というのも全身金色の服を身につけていて、靴はもちろん、靴下、ベルト、服を脱がせると下着も金だったのだ。 「下着まで金なんですね!似合ってます、金色がお好きなんですか?」と聞くと「いや、特に金色が好きってわけじゃない」と言う。 え?そんなに好きじゃないのに全身ゴールドコーデってなんか変態趣味でもあるのかな?と一瞬考えた。 「24色いりの色鉛筆ってあるでしょ?うちには

風俗嬢に100の質問をしてくるお客の思い出

100質系客YouTubeを見ているとよく「100の質問に答えてみた」企画をやっているYouTuberさんが多い。 ファンとしては推しの知らなかった一面を知る事ができるて嬉しい企画だ。 そういうノリなのかなんなのか、これを風俗嬢にやってくるお客が数少ないが存在する。 事情聴取…?100質系客とは10年間で2人出会った。 両者ともにネット指名で来店したのだが、会うなり「ずっとブログみてたよ!あなたが元風俗嬢さんですね!」と、大変感激している様子である。 そんなにブログ