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最近の推し事情



皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
野花の香る風に春の訪れを感じる今日この頃。斯くいう私は花粉症なのかハウスダストなのか、はたまた寒暖差アレルギーなのか毎日鼻水に悩まされております。

書きたい欲や伝えたい欲はあれど、文章力も国語力もまとめる余裕や時間もなく、何ヶ月かサボタージュしていました。何となくこんな文章を前にも書いていた気がします。デジャヴだデジャヴ。

さてさて。
ようやく身辺も落ち着いてきましたので、久々にnoteを作っていきたいと思います。
見出しにもしましたが、今回は「最近の推し事情」ということで、当初から応援している芸人たちを筆頭に最近気になりつつある芸人たちのことまで、ただひたすらにだらだらと書いていこうと思います。1年前にも同じような内容を書いていましたので、おさらいという名目で自分の中での認識を再確認したり、そこからどこまで興味の幅が広がったのかまとめていきます。ちなみに昨年の記事はこちら↓



ここで言う「推し」というのは、「好き」とか「応援してる」とか「気になる」とか……ライクな感情を織り交ぜてひっくるめた単語として「推し」という言葉を使っていると捉えていただければと思います。

書く度に「芸人」という言葉やコンビ名の後に敬称を付けるべきかどうか迷います。個人名は付けるけれど、コンビ名はどうなんでしょう。後、愛称とかも難しいですよね。
なので、このnoteでは、人名に関しては敬称で書きたいと思います。






見取り図

このnoteでは言わずもがななコンビ。
テレビで観ない日が無いくらい常に観る。ご本人たちと松川マネージャーの告知に毎度助けられていますが、供給過多すぎて実は追えていなかったり見逃してしまったりすることもちょこちょこあります。それだけ活躍の幅が広がっているということでもありますよね。

盛山さんはバラエティーのみならず、まさかのドラマ出演。普段の聞き慣れた関西弁ではなく標準語を使用した演技でしたので、ちょっと違和感を覚えつつも、それが逆に役どころのミステリアスな部分を引き出せていたように思いました。(ファンゆえの過大評価かもしれませんが)
何年か前のダイエット企画でもそうでしたが、弛まぬ努力が盛山さんの魅力の一つだと思っています。慣れない仕事でも最善の結果が出るように努められる姿を今回もまた垣間見れた気がしました。
念願の賞を獲ったり新車を購入したりと、一歩ずつ夢や願いを確実なものにしていっているので、この調子で天下が獲れることも期待しています。

違う分野の活躍という面で、限られた期間の中でリリーさんが絵本を手掛けたことも凄いことだと思います。その温かみのある絵と内容には心がほっこりしました。
創作に関わる仕事も増えてきていて、リリーさんの才能を発揮できているのを目にする度に、リリーさんがnoteを毎日更新していた頃を思い出します。一日頑張った分の楽しみとして、また明日も頑張れるようにと元気を貰っていた当時。日常の些細な出来事だったり、映画や小説の感想だったり、ちょっとだけプライベートなことを知ることができて身近に感じられた頃が懐かしい。
今では時々の更新にシフトされましたが、次のアップがいつになるのか密かに楽しみに待っています。

昨年は念願のルミネと単独ライブにも行くことができました。生の漫才と普段ではお目にかかれないコントも目の当たりにし、テレビでも十分に面白いのに、ライブだからこその迫力や表現等の相乗効果でネタがもっと面白く感じられました。特に単独ライブでは地方の特色や時事ネタも織り込まれていて、その場に行かなかったら確実に後悔していた内容でした。
単独ライブでの登場時に手を振っていたら目が合ったリリーさんにお手を振っていただいたことは決して忘れません(この話をする度に友人には気の所為だと言われます)。

休止中だったMDCも再開し、最近は形を潜めていた見取り図の治安宜しからぬアンダーな部分もまた垣間見られてニマニマしています。全国区でテレビを通して観るのも楽しみですが、ハマった理由の大元がMDCなので、見取り図がコンビで破茶滅茶にやっているところが好きなんだと再認識中です。


アインシュタイン

好きなコンビとして挙げていましたが、今までどこが好きかを語ったことはなかったかもしれません。
アインシュタインはどちらか片方だけに比重が傾いたりせず、各々の人間性でもって良いパワーバランスが取れているようにみえるんです。お互いのこだわりや短所をイジりつつもそれを強く貶すのではなく、各々の人間性を十二分に引き出し合う関係性が好きです。

ルッキズムがどうのこうの言われる中、どうしても見た目のインパクトから稲田さん寄りに見てしまいがちですが、河井さんの『個』の強さも中々なもの。大阪から上京する芸人が増えてきたここ数年で河井さんの内面がメディアでも段々と明るみに出てきていて、お二人のことを知れば知るほどより面白さが増していっているように思います。
全然似ていないけど、なんとなく兄弟みたいだなって思いながらも見てたりします。多分、河井さんの頼れる兄貴肌なところと稲田さんのおっちょこちょいなところとかがそうさせているのかもしれません。

最近目にしたネタの中には河井さんがメインのものもあり、稲田さんメインだった今までとは異なる変化も生まれているので、アインシュタインが今後どんな形の漫才を観せてくれるのか興味深いです。
後、同期や後輩たちとの番組やライブももっと増えたら嬉しいなーと思います。他の芸人もそうですが、共演する芸人によって見せる顔が変わるので……もっと言うと見取り図シュタインを待ち望んでいます。イジられる河井さんも、盛山さんになりきる稲田さんも、悪ガキっぽくなる見取り図も観たいのです。


男性ブランコ

ネタも人柄も優しすぎて、笑いだけではなく癒やしも一緒に与えてくれるコンビ。
コントも漫才も独自性が強くて、平井さんの好奇心旺盛なところや色んなものを受け入れる器の広さがありのままネタに体現されていると思います。その内容の中で核となる部分を浦井さんが上手く掬い取られるので、味のある演技であったり時にはキレ味鋭いツッコミで返せたりするのだとも思います。

ネタが終わった後も「え?ここから先の展開はどうなるの?」って、心に余韻というか想像の余地を残していく感覚が堪らなく好き。
何度でも観たくなるし、考察したくもなるし、面白いの一言だけでは済ませられない。その世界観に足を踏み入れたらもうずっと浸かっていてしまいたくなります。

お二方とも、ドラマ・舞台・映画と多岐に渡って活躍の場を広げていて、芸人としてだけではなく一役者として頑張っている姿も見られるようになって嬉しく感じます。学生時代から励んできたことが今の仕事にも繋がることってなかなかないことだと思うので、その活き活きとした姿がとても素敵に見えます。
そのギャップもあって、普段のちょっとヤバそうな感じとか気が抜けている時のお二方の様子を見ると微笑ましく思います。マイナスイオンでも出てるんじゃないかって思うくらい和やかで癒されます。

仕事柄、ひっそりと応援していた浦井さんの教習所卒業。多忙極まる中で無事に免許を取得されたようで安心しました。ただ心配事としまして、うっかり失効されないことを切に願います。お噂を聞いたところ、相方の平井さんは免許を失効されていたようなので……時期が来ましたら、早めの更新をお願いしたいです。


金属バット

だらだらしたり、ぼけーっとしたりしたい時は金属バット。力を入れすぎない緩い空気が心地良い。

今でもYouTubeに挙がっているクリスマス回の動画は観てしまいます。あのはっちゃけ具合は観ていて清々しい。許されるならば私もあれくらい叫んでみたい。
最近ですと、ホラーゲーム実況も観ました。珍しいジャンルに挑戦されていたので、どんな感じでプレイされるのか興味津々で観ていましたが、予想の斜め上をいく着眼点にずっと笑いっぱなしでした。怖いはずなのに「確かに言われてみればそうかも」と何故か納得させられることばかり。多分ホラーが苦手な方でも、お二人の音声に集中しながら画面から1〜2mくらい離れれば安心して観られる動画だと思います。

今年もTHE SECONDに出場されていて、どんな漫才を見せてくれるのか、どれだけ暴れてくれるのか非常に楽しみです。更にそのまま優勝まで勝ち進んでいってほしいです。
地上波で金属バットのネタをもっともっと観てみたい。



令和ロマン

ミーハーでごめんなさい。M-1きっかけにどハマりしたコンビです。もう笑神籤でコンビ名を呼ばれた時のリアクションから、ちょっと気になりだしました。
予想を超えてくる大胆なボケやパフォーマンスに引き込まれたことは勿論のこと、髙比良さんが要所要所に入れるアドリブにも思わず笑ってしまいましたし、次から次へと飛んでくるボケの数々を松井さんが往なすようにツッコんでいくところが面白くて即効でハマりました。同世代だからこそわかる内容は刺さりますし、時代や流行に合わせた内容にはそのセンサーの感度に感心しますし、ネタに取り入れるもの一つ一つの濃度が高くて抜群に面白い。

髙比良さんの知的さを表現する「分析」という言葉。色んなところでも話題になっていますが、漫才延いてはお笑いに対する熱量がとても凄まじい。
分析に足るデータベースを築き上げるには、豊富な知識や多角的なリサーチが根底にないといけません。一朝一夕でできあがるものではないからこそ、多くの時間を費やして勉強してきた成果が「分析」と称されるようになったのだと思います。
ネタの構成や話力だけではなく、見た目や声量といった自身のコンディション、舞台の空気や客層など、考え得るありとあらゆるものに対応し、尽力する姿勢が凄すぎます。しかも個人のみならず全体も俯瞰して、自分達だけではなく他の芸人の出順やネタ系統も踏まえるというのだから……兎にも角にもお笑いや芸人に対するマネージメント能力が高すぎる。
もしかしたら明言されていないだけで、他の芸人も同じ取り組みをされているのかもしれませんが、裏側を明かしている方の中で抽んでていると思います。お笑いが好きだからできていることなのかもしれませんが、違う分野で熱中できるものがあれば、そこでも同じくらい活躍されていたのではないかとも思います。
でも、何でも卒なく熟せる方かと思ったら、意外にも不器用な一面があるところに驚きました。何もかもが完璧ではないところが逆に安心できますし、不器用ながらもライフハックを上手く活用する家庭的な面もあるところにより好感を持てました。詳しくは「黙って食べれん」の料理回をご視聴あれ。
後、私が気になりだしたコンビは免許を取得しようとしたり、取得までの道のりを動画にアップしていたりして……ただの偶然が重なっているだけですが、ちょっとだけ親近感を抱きますし、今の仕事に就いて良かったなと思いました。仕事柄、「くるま」という言葉を目にしたり耳にしたりすることも多いので役得。
髙比良さんも免許証を紛失したり、うっかり失効しないことを切に願います。

M-1のアナザーストーリーのように、髙比良さんが主にフューチャーされることが多いですが、松井さんの懐の深さももっと広まってほしいと思います。髙比良さんを信頼して、優勝する前に賞金を全ベットした気風の良さよ。
「有名人になりたい」という芯を第一に、自分やコンビにとってプラスなものならば流動的に合わせられるし、けれど明らかに軸がブレるとわかるものについては頑として受け入れない。当たり前のような考え方ですが、そのプラスとして受容できる範囲が他人よりもかなり広く、余裕のある大らかな考え方が松井さんの長所に繋がっているのだと思います。
でも、お酒が入ってヤンチャなところが出てしまう松井さんも割と好きです。素面の松井さんが慣れない料理に挑戦していくのも応援したくなりますが、独自の調理方法に賛否が分かれたケムジお兄さんも面白くて好きです。真っ向からツッコむところ以外にも、はっちゃける松井さんももっと観てみたいです。


ヤーレンズ

同じくM-1後からハマったコンビ。ヤーレンズも好きですし、ヤレロマも好きです。
もうネタの序盤から楢原さんのボケの畳み掛けには圧倒されました。それを出井さんがテンポを崩さずにツッコんでいくところも凄くて、ネタが進んでいく毎に面白さがどんどん増していくので、長時間でも飽きを感じずに観続けられるコンビだと思います。ずっとボケ続けられる楢原さんヤバいです。

普段の会話がもう漫才なのか、漫才の延長線上で会話が成り立っているのかというくらいお二方の掛け合いがすごく好き。昔はあまり仲が良くなかったというお話を聞いたことがありますが、今はそんなことを微塵も感じられないほど仲が良い。トークだと出井さんも楢原さんに負けず劣らずボケに回るので、もう終わりの見えないボケの積み重ねに腹筋と口角が痛くなります。
ラジオでもずっと一つの話題に対して盛り上がってますし、懐かしい時事ネタをパッとすぐに言えるくらい引き出しが多いところにもびっくりしました。あまりにもポンポンと話を続けていくから、リスナーから届いたメールを読まないなんてこともあったりして、破天荒だけれど自由にのびのびとやっているところも魅力の一つなのかなと思います。自由すぎるけど。

生でネタも観てみたい気持ちもあるのと同様に、トークライブもあればそちらも是非観てみたいです。果たして定刻通りに終わるのか。



9番街レトロ・ナイチンゲールダンス

こちらも令和ロマンを気にするようになった頃、神保町漫才劇場にかつていた幻のグループ『お抹茶煎じ隊』という存在も知り、そこからおむすびころりんの勢いの如く意識して観るようになったコンビ。まとめてしまってごめんなさい。

正直な話、お笑い界隈に足を踏み入れた頃、そのあまりの人気っぷりに、ハマってしまったら戻ってこれないだろうと勝手に躊躇したため、あまり深追いはせずにネタ中心に観ようと内に潜めていました。ハマることは決して悪いことではないですが、その頃はハマったものに関するものは全て追いかける癖があったので、自重のために意識しないようにしていました。
そこから時が経って、自分の中で線引きができるようになったこともあり、お抹茶煎じ隊を通して、9番街レトロもナイチンゲールダンスも意識するようになりました。

9番街レトロは各々が持っている自由気儘なところを舞台上でも存分に発揮されているところが好きです。京極さんもなかむらさんも余裕綽々且つ飄々とした感じを醸し出しつつも、両者ともにボケもツッコミもここぞという時にバシッときめるところが面白くて魅力的だと思います。
ナイチンゲールダンスは、中野さんの特徴を活かしたネタが印象深く残っています。あのハイトーンボイスは一度聞いたら忘れることはできません。その唯一無二を引き立たせるヤスさんの淡々としたツッコミの技術も凄いですし、数多くの主催ライブを打つほどの企画・構成に繋がる発想力も注目していきたいところです。

令和ロマンを含めた先輩後輩や友達同士といったそれぞれの関係性も好きなので……お抹茶煎じ隊が復活してくれたらとても嬉しいのですが、グループ復活でなくてもいいのでスリーマンライブとかあったら観てみたいです。
語れるほどまだ詳しくはありませんが、今後の活躍を見守っていきたい方々です。コンビそれぞれのチャンネルを持っているだけではなく、個人チャンネルをお持ちの方もいらっしゃるので、その辺りにも少しづつ手を広げていこうかなと思います。





他にも、ママタルトやロングコートダディなどの有名どころや、家族チャーハンやはるかぜに告ぐといった若手注目株など……名前を挙げ出したらキリがないくらい、気になるコンビや好きなコンビがたくさんいます。
こんなにもお笑いが好きで居続けられるのは、賞レースやネタ番組で披露されたネタの面白さにハマったのをきっかけに、舞台ではなかなか知り得ないことをメディアや雑誌等でピックアップされるのを観て、ネタだけではなく芸人個人の面白さにも気付ける機会が増えてきたからだと思います。今まで以上に興味の幅が枝状に広がっていってる気がします。

「推しは推せる時に推せ」という言葉があるように、面白いと思ったコンビは無理のない範囲で応援していきたいです。
近場でライブがあるのなら足を運びたいですし、雑誌で特集を組まれるならお財布と相談しますし……(本音を言うと、遠出して大規模なライブにも参加してみたいけれど、時間もお金も余裕が無い今は自分の手の届く範囲での応援が精一杯。こういう時、お金と時間の大切さが身に沁みます)。

ただ、好きだと思っていた芸人やコンビでも、止むを得ず解散してしまうことやこの業界から離れてしまうこともあります。もうあの方々がやっていたあのネタは二度と観ることはできないのだと思うと悲しくなりますが、決断するには相当の勇気が要ったことだと思いますし、違う道を考えるほど様々なご事情があったのだとも思います。もしも、今後も応援していた芸人がお笑いとは別の道を進むことを決めた場合でも、その際は新天地でも活躍されることを心より応援したいと思います。

春の訪れと冒頭に書きましたが、世間はゴールデンウィーク真っ只中。だいぶ気温も高まり始め、この調子ですと、気付いた頃には梅雨も初夏も過ぎ去り、また暑い夏がやって来るのでしょう。一年の流れってすごく早いですね。
その流れに任せたまま時間を無駄にしないように、推しが毎日美味しいご飯を食べられることを願いつつ、今年も充実した推し活ライフを歩んでいきたいと思います。




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