8/15 呼吸

終戦記念日ということで、こちらを。毎年この時期には必ず読みたくなる、というか読まねばという気持ちになる文章です。明るい話でも面白い話でもありませんが、是非。

ぜ〜〜〜〜んぜん更新してないでやんのね。ウケっぴ。マジでこの文章は読んだ方がいい。やっぱりさ、日本に生まれたからにはこの事実からは目を背けない方がいいと思うんだよな。少なくともこの文を読んでからそういう気持ちが芽生えた。人は人のことを残酷な形で殺す。

僕が戦争経験者から直接話を聞いたことは何度かある。しかし、僕というのは本当に愚かな人間で、大体記憶にないんだよね。唯一覚えているのは小学校の時に通っていた教会での話かな。

僕の通っていた学校の隣にはプロテスタントの教会を兼ねた幼稚園があって、僕が仲良くなったクラスメイトの大半はそこの卒園生だった。皆小学生になってからも日曜の朝の礼拝には通っているので、卒園生ではない僕も影響されていつしか通うようになった。

子供向けの礼拝ってのは讃美歌を歌ったり、聖書を内容を分かりやすく説明してくれるのを聞いたり、あとはたまにハンドベルの練習したりなどですね。たまにイベントでバザーをやったり、夏には合宿に行ったり、結構楽しかった思い出がある。

で、夏には決まって戦争を経験したおばあさんを呼んで話を聞いた。彼女が語っていたことで覚えているのは、”全く息が出来なくて、知らない女性の背中に口を付けたらシャツと体の間に空気があって、それを吸うことで一命を取り留めた”ということ。毎年毎年その話をされていたので覚えていた。正直子供なので最初の一二年は全く記憶にないし、だんだん年齢が上がっていっても”またこの話か〜”って思ってた。でもさ、恐ろしい話だよな、爆弾一発で息が出来なくなるって。呼吸が出来ない恐怖って凄まじい。

以上が僕の記憶にある戦争経験者の話。もしかしたら全然違ったかも知れない。でもまあ覚えておきたいな、ずっと。






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