4/21  KIRINJI - 再会 Meeting Again

81文字書いたけど全部消した。理由としては自分の中で全く噛み砕けていない出来事だったのと、81文字しか書いてないので取り返しがつくと思ったからだ。

そんなことより今ハマっちまった曲を紹介しようと思う。それがこちら。

KIRINJI - 再会 Meeting Again

良すぎて呟いたしストーリーにも載せた。とりあえず聴いてみて。ぼんやりBGM代わりに流すも良し、MVをしっかり見るのも良し、歌詞を読みながらメッセージを汲み取るのも良しだ。どうでしょうか。今聴いてる途中かな? いい曲じゃない? とりあえず僕がこの曲にハマった経緯を紹介しようと思う。

数日前だったかな、YouTubeのおすすめに表示されてたので開いてみたのだ。KIRINJI自体は知ってはいたが、『エイリアンズ』が超名曲って情報しかなレベルだった。あとYonYonと出した曲もたまに聴いてたけど、どんな曲か忘れてしまった。で、まあこの動画を見てて最初に思ったこと、それは『この文字のエフェクト真似して跳んでる動画撮ったらバズりそう』だった。今思うと本当に下心しかなくて気持ち悪い感情だ。でもこのエフェクトを作るのはAfterEffectsのいい練習にもなるし、やってみようという気持ちはあった。とりあえずこの曲を映像撮りたい曲ってプレイリストにぶち込んだ。で、二、三日寝かせた。否、放置した。というのも映像を撮るってなると曲を真剣に聴かなきゃいけなくなるので、ぶっちゃけると面倒なのだ。インセインは超のつく面倒臭がりなので、プレイリストに入れるだけで満足していた。

ただまあそれは良くないと思い、なんとなく一昨日くらいの練習の帰り道で聴いてみた。ぶっちゃけちゃんと聴いたのはそれが初めてだったと思う。その時の感想は「KIRINJIって夜道に合うな」。うっす〜〜〜〜〜〜〜〜〜い感想だ。エイリアンズとこの曲しか知らないのに。まあその時はその程度だったのだ。

で、今日だ。お台場でダブルダッチの指導を終えて軽くMTGをした後にドコモのシェアバイクを借りて帰ろうとした時なんとなくこの『再会』を聴いてみたのだ。あ、嘘いきなりこれじゃなかったかも。多分最初に聴いたのはSoulflexの新曲だったな(ちなみにこれもめっちゃいい曲なんでぜひ聴いてね)。で、まあ流れで新しい曲を聴きたくなりこの曲を流したのだ。

すごく良かった。気が付くと何回もリピートしてしまった。昨今の世界の姿を美しい言葉で表し、それを素敵なメロディーに乗せる。なんというか僕の言葉のフィルターを通すとすごく陳腐になってしまうのがもどかしい。なんで本当に聴いて欲しいです。とにかく僕はいつのまにかこの曲に完全に心を奪われていたのだ。

家に帰ってもずっと聴いてた。歌詞をちゃんと読むとより理解が深まる。そして口ずさむと気がつけば感情が昂り涙が流れた。何故この曲を歌うことで涙が出るのか。自分なりに考えて編み出した理由は二つ。


一つは世界観の素晴らしさ。一番の歌詞は夢の話。AメロBメロは今の世界でも十分あり得そうだが、サビは完全に今では考えられないあの日々の話だ。勝手な夢想だが、AメロBメロでは歌い手と”君”の二人が久しぶりに会うシーンを描いている。で、二人で食事をした後他の仲間たちと合流し、朝まで音楽を楽しめるバーやクラブで夜通し歌い踊っている中、”君”の体温を背中越しに感じ、その喜びを噛み締める。的なシチュエーションを想像した。

あーうまく書けん。むずい。でもこの歌詞をちゃんと聴いた時、最後の”そんな夢を見た朝”というフレーズで、自分まで夢から覚めた気分になった。こんな時勢では大勢でクラブやバーに行くことなんて叶わないし(元からあんま行かないけど)、そういうのって夢の世界のものになってしまったんだ...... という悲しさがある。

で、二番ね。

透明のパーティションで
愛までも遠ざけないで

これは言うまでのなく素晴らしい。でも最初にYouTubeのコメント欄でこのフレーズを称えているコメントを見て、自分が心から感動したのかわからなくなっちゃった。でも素晴らしい歌詞に違いは無い。別で素晴らしい理由があるんであとで書きます。

で、サビよ。一番は

待ちわびていた
待ちわびていた
この日を
この時を求めてた

過去形なんですね。だって夢の話だから。でも二番は

待ちわびている
待ちわびている
その日を
その時を求めてる

現在進行形なのよ。だって現にそういう世界は訪れていないから。こういう対比が美しいですよね。月並みな感想だけど、歌詞を見ないで口ずさんでる時に気づいて嬉しくなっちゃった。

嘆きと怒り
諍いの向こうで
また会える日を
Let‘s meet again

最後のここは、コロナウイルスの話だけじゃなくて世界で起こる全ての事象へのメッセージなのかなと。誰しもが、人々が愛を持って互いを抱きしめ合える世界を望んでいる、そういう当たり前だけど大切なことが、この美しい曲には込められているんだと思います。


長くなっちゃったけどもうちょう続くネ。涙したもう一つの理由、それは歌っていて本当に気持ちいいから。まあ僕は歌は下手の横好きなんですが、伸びるところでいろんな感情が込み上げてきて涙しちゃうよね。特にグッとくるのが、

透明のパーティションで
愛までも遠ざけないで

さっきも書いたけどここ。切な願いが爆発してる。

All the things あらゆるものが恋しいよ
長いトンネルの先

それとここも。特に”恋しい”と”長い”のところ。確かに今となっては少し前の世界のあらゆるもが恋しいし、この世界は先の見えない暗く長いトンネルのようでもある。

嘆きと怒り
諍いの向こうで
また会える日を
Let‘s meet again

そしてここ。曲の最後だし気持ちが昂らないわけがないですよね。前にも書いたが歌詞が本当に素晴らしいし、この世界に対しては自分も同じような願いを持っているのでグッと来てしまいました。


なんというかこの日記を始めてから初めて一つのテーマで書き切った気がする。とにかく最初はバズりたいという邪な思いだったが、気づけばこの曲の美しさに惚れてしまったのだ。ありがとう。明日からKIRINJIの他の曲も聴いてみます。おやすみ!

この記事公開してから気づいたことがあって、一番のサビってわざと感情を込めないで歌っているように聞こえる。サビとか夢じゃなければすごく幸せなことなのに。それってこれが夢ってどこかで気づいているからなのかと。こんな前みたいにいろんな人と集まれる風景って、すごく嬉しいけど実現することはないからそれが夢だと気づいていて、どこか寂しい歌い方になってしまうのかな。で、二番は現実の話なんで圧倒的に感情が込められている。なんか勢いで書き足したので文章めちゃくちゃな気がする。とにかく僕はこの曲に心を動かされたのだ。本当におしまい!眠!!!!!

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