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1/18 プリインストール

今日は頭が痛かった。頭が痛いのか、歯が痛いのかは分からない。とにかく痛いのだ。何も出来ない。痛みが自分を縛る。

周りを見渡すと、皆それぞれ研鑽を繰り返し新しい何かを手にしている。僕の前にいた人も後ろにいた人も皆同じ。僕だけが取り残されている。思えば僕が一番なりたくなかった小さい庭で幅を利かせている人間になってしまった。悲しいが、しかし当然なのかもしれない。ただただ地団駄を踏んでいただけだから。

文章も大して書けない。苦しみの果てに芸術が生まれるとは言うけれど、かならずしも全員がそうというわけではない。大半の人間は苦しみを享受して、その後には何も生まれないのだ。悲しいのは、僕は何かを生み出せると信じて疑っていなかったから、こうして大きな悲しみと苦しみを前にして手が動かなくなる自分という事実を観測して、さらなる苦しみを産んでしまうことになる。ああ、どうしてだろう。自分にここまで才能がないのはなぜだろう。

変に喜びを覚えてしまったからこその苦しみがあるのかも知れない。何かを生み出す喜びを知らなければ、こうして産めないことに苦しむこともなかっただろうに。何かを作って喜んで、次が作れないことにずっと苦しめられる。それが繰り返されるのが人生だ。喜びを知ろうとしたあの時の自分が今の苦しみを作り出している。

何かを産むことが出来ない時というのは、何かを受け取ることも出来ない。読みたい本、記事、見たい映画、アニメ、聴きたいアルバム、たくさんある。本当に沢山。でも一つも見れない、聴けない、読めない。何もかもが自分を拒絶する。何も受け取れないっていうのは何よりも苦しいことなのかも知れない。見れるのはYoutubeのそこまで面白くない動画とTwitterだけ。要は受け取ったとて大して人生に大きな影響を及ぼさないものたち。

書けない、書けない。思えばもう少しで300日に達するこの思日記だが、書けないのは久しいことだ。書くことといえば、最近の自分の人生で起こったことと、最近受け取ったこと、過去の人生で起こったことくらいのものだ。今日は前者二つは全くないに等しいので過去のを遡る他ないのだが、遡れど遡れど嫌な記憶ばかりが蘇ってくる。

嫌な出来事を人に話すのが苦手だ。僕は自信満々で誰かが悪いと言えない。大抵の嫌な出来後ってのは自分のせいだから。いや、思い返せば全て自分に原因があると言える。だから嫌なことがあっても他人に言えない。自分で解決する他ないのだ。

だから自信満々で愚痴を言える人が羨ましくも憎くもあった。何故そこまで他人に責任を押し付けられるのだろうか、どうしてそこまで自分が悪くないと言い切れるのだろうか、そう思ってしまって辟易としてしまう。僕は愚痴は言わない。言えない。もちろん言ったことはあるだろう、多分。でも他人に負の感情をぶつけるのは本当に苦手なのだ。

だから愚痴を聞くのは本当に嫌いだ。本当に嫌な気持ちになってしまうから。

なんて偉そうに書いているが、僕は誰かに愚痴をこぼしている気がしてきた。ごめん、本当に矛盾している人間だ、僕は。


はい!おしまい!これ以上はだるい!

カレー。一生作っている。美味しいんだな、これ。今日はトマト缶を入れすぎてしまった。本当に難しいよな〜料理って。まあ美味しいんだけどね。とりあえずトマト缶の残りと玉ねぎがあるからまた明日作ろうかしらね。同じレシピで作ってみてもいい気がする。ただ不安なのは、いつか飽きる日が来てしまうかも知れないということ。僕は好きなものを食べ過ぎて嫌いになるって経験がなんどかあるからさ、カレーもそうなって欲しくないんだよな。スパイスの香りが嗅いだら吐き気がするような体にはなりたくない。


ふと思い出したこと、数年前にフィルムカメラをよく使っていた。ただそれだけなんだけどね。本当にそれだけだ。もう一つ、小学生の時、塾に行くためのバスの中で買ってもらった携帯でプリインストールのゲームをしていた。Age of Empiresという作品で、資材を集め建築をし、敵国と戦うというものだった。それ以上の感想はないのだが、ただ思い出した。それと関連して、中学の同級生は携帯でモンスターハンターをやっていたのも思い出した。当時のガラケーにしては頑張っていて、3Dで上手く描写していた気がする。

当時、ガラケーでいろんなゲームをしていたな。おばちゃんが跳ぶとかね、一生やってた気がする。あとはなんだろう、名前も覚えていないんだけど、横スクロールのアクションRPGにハマってた。あれ、なんてやつだったんだろうか。全く思い出せん。あとは記憶の世界を探索して、現実で起こった事件の真相を探るみたいなRPGもやってたな。あれ、なかなか面白かった。NPCのセリフがワンパターンってRPGあるあるを、作られた世界だからそれぞれの人間は割り当てられたセリフしか喋らないっていう論理で解決していたし。なんか話も面白かった気がする。そんな感じだな。若き日。



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