見出し画像

11/8 ワンピースを60巻まで読んだ僕が選ぶ、好きなキャラと好きなシーン

急に思い出した。2013年2月初頭、入試で都内の某大学を受けていた時に、同じクラスで全然喋らないけど割と良い奴という印象があったチャラい男にあった。彼はそんなに成績のいいタイプではな

ここまでを布団の中で書いて、睡魔に負けてしまったという訳だ。続きを書こう。まず彼の名前を思い出した。一応プライバシーを守るために書かないで奥が、いかにもチャラそうな名前だった。しかし、前述の通りチャラそうな見た目の割に、純粋で気のいい性格だったように思う。ほとんど交流はなかったので確かなことは言えないが、少なくとも僕の目にはそう映っていた。

で、受験の日。受験生達は試験官に言われる通り席に座る。僕が席に着いて筆記用具などを準備していると彼の姿が目に入る。互いに気がついて会釈をした後に一科目目の試験が始まる。その後の休憩時間で彼と軽く話した。本当に他愛もない話だったと思う。そこで彼は「昨日夜飲みすぎたからめっちゃトイレ行きたくなるんだよね」と言っていた。それを聞いた僕は戸惑った表情をしたと思う。未だに思い出せる。当時の僕はアルコールなんて口にしたことなかったが、クラスにいた悪い意味でチャラい奴は明らかに酒を飲んでいることを公言していた。それに対して僕は嫌悪感と共に少しの劣等感を感じていた訳だが、彼はそんな僕の様子を見て、「あ、水ね」と付け加えた。実際これがどういう意図だったかは分からない。本当に水をめちゃくちゃ飲んでたのかも知れないし、「こいつは20になるまで酒飲んじゃいけないんだよとか堅苦しいこと言いそうだから水ってことにしとくか」的な考えだったのかも知れない。彼の連絡先を知らぬ今、真実を知る手立ては無くなったし、そもそも連絡出来たとしても彼がそのことを覚えていない可能性もある。とまあそれだけの話。


これは本当にそうだな。難しいところだとは思うけど、同じことを思っている。トレンチコートマフィアの頃って世間に認められないからこその叫びにめちゃくちゃ共感してたし、実際知る人ぞ知る的な立ち位置だったからその主張も矛盾していなかったんだけどな。今となっちゃね、マイノリティぶってるマジョリティだよな。分からないが、初期のファンと今のファンはまるで違う層だと思う。

ワンピースを60巻くらいまで読んだ。今までワンピースは小学生の頃にアラバスタ編のアニメをちょこっと見ていたのと、中学生の時に友達に借りてデービーバックファイトまで読んだのだけだな。そこから先はネタバレをたまに見るという不健全極まりない楽しみ方をしていたが、さすがに尾田先生が最終章に突入と言うので、さすがに自分の目でラストを見届けたいなと思って読み始めた。というわけで60巻まで読んで、グッときたシーンと好きなキャラを発表していきます。

好きなキャラ第3位:サー・クロコダイル
圧倒的なオーラ。今のところ一番かっこいい悪役だな。エネルも好きだけどクロコダイルが強い。それと純粋に悪なのも良い。CP9とか海軍とかは政府って大義の元で戦っているけど、クロコダイルは純粋な己の欲望のために戦っているのが良い。頭も良いし強いのも良い。最新の話でもイワンコフに握られている弱みは判明していないらしいので、今後も出てくると思うと楽しみ。

好きなキャラ第2位:ウソップ
一味の中で凡人なのが良い。弱い弱いと言いながらもなんだかんだで能力者なチョッパーとか、武器が魔法っぽいナミとは違ってガチでパチンコで卵と鉛とタバスコ発射しているだけなのが良い。まあ修行した後は花咲かせたりしてるけど。でも他のメンバーのド派手なバトルとは違って、出来ることの少ないなかでインパクトダイアルとかをフル活用して戦略で戦っているのが魅力的。ペローナを倒すとことかめっちゃ良かった。あとは人間的にもいいよな。劣等感と向き合って成長していく姿が描かれている。良いキャラだ。


好きなキャラ第1位:ミス・ゴールデンウィーク

かわいい

かわいいです。ワンピースの女性キャラ、エロい女かおばちゃんしかいない中でこのテイストは愛おしい。めちゃくちゃに好きだな。彼女。扉絵で出てきたけど、本編でも再登場してほしい。


続いて、
好きなシーン第3位:「気にすんな!!楽にいこう!!」

めちゃくちゃ良いよな。ワンピースの良さってこういうところだと思うな。損得ではなく、粋か否かの観点で物事が展開していく。このシーンも、村人の勘違いで村を追いやられる一向に、ただ一人真実を知る村長からの謝罪に対して、笑ってこう返すんだからな。粋だ。

好きなシーン:第2位:「よって全員先一週間メシ抜きだ!!!」

これもまた最高よな。とても良い。アルビダの元からコビーを救い、さらにはモーガン大佐の圧政から街をも救ったルフィ。彼らに感謝したい気持ちと海軍として海賊には手助け出来ないという気持ちに板挟みになるコビー。結果としてルフィを突き放すも、街を出るルフィ達に泣きながら敬礼する。その後ろには海軍の兵士たちが。で、件のセリフってわけだ。規律を守りながらも、人として仁義を通す。美しいな。

好きなシーン第1位:「ごめ゛ーーーーーん!!!!」

一番の名シーンですね。「第一声が謝罪じゃなければ乗せない、海賊はそんなに甘くない世界」というゾロの強い意志のもと(この発言をするシーンも好き)、ウソップを乗せずにW7を離れる一味。最初はウソップも戯けながら声をかけるが、ルフィとゾロは聞こえねえと一蹴。これも本当にいいですよね。明らかに聞こえてるのにさ。で、ウソップの「ごめ゛ーん!!」になると。本当に素晴らしい。これもまた粋か否かの世界だな。


この記事の冒頭でワンピースの世界は任侠って書かれているけど、本当にその通りだなと思った。何事にもきっちりケジメをつけたがる。特にルフィとゾロ。それを見てハッとする他の面々って描写が多い気がする。なんかそこが読んでいて心地いいな。善悪じゃない大切なものがそこにはある。

他にも好きなシーンは色々あるな。ベタだけど、ウソップ海賊団解散とか、クソお世話になりましたとか、ビビに印を見せるとことか、シャンドラの鐘を鳴らすシーンとか。ワンピースを知らない人でも一度は見たことあるような名シーンって、結構マジで名シーンだった。斜に構えてワンピースを読んでいない人は読んだ方がいい。真っ直ぐ面白いから。以上。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?