皇族も人間です!〜小室さんは悪くない〜(1)

筆者はとても怒っています。
もちろん、タイトルどおり、土日昼夜問わず続き、マスメディアが先導して国民を煽って行う昨今の小室圭さん叩きに対してです。
それがこの原稿を書くに至った直接の動機です。

大手マスメディアが大々的に報道し、一青年を国ぐるみで追い詰める様は異常としか言いようがありません。
小室さんを攻撃する人々の言い分は、ざっくり言えば次のとおりです。

「皇族の一員になろうという者が、借金トラブルを抱えているとは言語道断である。しかもその借金問題について国民を納得させる説明責任を果たしていない。その様な者に国の象徴たる天皇の継承権を持つ皇族の一員として名を連ねるには、品位の面から相応しくない。また、仮に眞子様が皇族離脱をしても、現行制度では1億円以上の血税が支払われるため、国民感情として納得できない。」

こういったところでしょうか。
実に感情的ですよね。というか、そこには感情しか見えません。こういう国民感情の流れが生まれることは、人間が感情の生き物であるから致し方ないのかも知れません。

それでも、「パンデミックの時は、普通はオリンピックはやらない。」と伝染病の専門家として言うべきことを言った尾見会長の様に、象徴天皇制について、そろそろきちんと言わなければいけないことがあると思っています。
小室さんの問題について深くかんがえているうちに、日本国民が陥っている、もっと根本的な問題に突き当たりました。
これから、小室さんの問題について書くとともに、その根本的な問題についても触れていきたいと思います。

最初に申し上げておけば、筆者は象徴天皇制の専門家ではありません。ただのフリーライターです。また、筆者は現行の象徴天皇制を今すぐ廃止しろという様なアンチ天皇制論者でもないし、眞子様と小室さんの結婚に反対する人々(以後、結婚反対論者と言う)の意見を全否定する気もありません。

そんな私でも明らかに「おかしい!」と思う問題を孕んでいる話なのです。一つ一つ、その問題のほつれを紐解いて、前述の「言うべきこと」を国民の皆さんに問いたいと思っています。

そして、専門家でもなんでもない私が、なるべく分かりやすい言葉で、なるべく分かりやすい表現で、皆さんにお伝えすることで、より多くの人に理解してもらえるのではないかと期待しています。

しかし、筆者も怒ったままに反論を繰り返しても、反発を生むだけです。
これから、結婚反対論者の主張に耳を傾けながら、一つ一つの問題点を整理しつつ、感情とは切り離して「言うべきこと」を述べていきたいと思います。

故に、どうかこれを読む皆さんも、どうか感情的にならずに読んでいただきたいと切に願います。

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