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納得いかない話#10 セクハラの話


これもセクシュアル・ハラスメントが普及し始めた頃から納得行ってないのですが、女性からの反発が予想されますので、手短に終わりたいと思いつつ、気弱な主張を展開していきたいと思います。

まず、セクシャルハラスメントとは何か?というところは簡単に触れておかなければなりません。言葉の定義は重要です。
厚生労働省の指針によればセクシャルハラスメントとは、

他の者を不快にさせる職場における性的な言動及び職員が他の職員を不快にさせる職場外における性的な言動

と定義されています。この言動により
①職員に不利益が生じること
②職員の労働環境に害が及ぶこと
がないように事業主は措置を講じる必要があると義務付けています。

全くもって素晴らしい。そのとおり。セクハラ言動によって一定の職員が不利益を受けたり、職場環境を害されたりすることはあってはならない事態です。この点に関してはなんの問題もないと思っています。

では、私が納得いかない部分はどこか?
先ほどのセクハラの定義の中にある「他の者を不快にさせる職場外における性的な言動」という部分です。

この指針の運用通知によれば、「他の者を不快にさせる言動」とは、

「「不快」であるか否かは、 基本的には受け手が不快に感じるか否かによって判断されるものである。」と示されています。

・・・・はあ?????

正直な感想を言わせていただくと、バカも休み休み言えという気持ちです。

これは、Aさんが言っても不快ではないが、同じことをBさんが言ったら不快です。ということを開けっ広げに認めるということです。
いや、実際にそういうことってあることは認めますよ?身なりも普段から不潔で女性と真面に離せない人が性的な発言をボソッっとしたら、そりゃ気持ち悪いかもしれません。分かります。

しかし、ここでいうセクハラとして認めるということは、即ち対象者を現実的に戒める・罰するというペナルティが発生する、極めて大切かつ重要な決定になるはずです。ともすれば、セクハラ認定をされた人は、もうその職場で働けなくなるかもしれません。それが一方的に当事者の主観によって決められて良いものでしょうか。

ここは面倒臭くても、はっきりと性的な言動のフレームをきちんと決めておかないと恣意的な運用になってしまいます。私はモテるからいいですが(若しくはモテると思い込んでいる)、モテない人にあからさまに不利な条件です。

なぜこんなに熱く語るかと言いますと、最近の男女関係のあり方に警鐘を鳴らしたいと思っているから。
ただでさえ性的に淡白になってきている若者を、更に萎縮させるような制度に憤りを感じているからです。脂ぎった親父がエロ話を堂々とすることはもちろん反対ですが、例えば、職場の誰か、若しくは取引先の気になる女性をデートに誘うことにも非常にナーバスにならざるを得ない。そんな足枷をなぜ発情期の若者に付けるんですか?こんなくだらない制度は、、、もうセクハラ発言になってしまうかもしれませんが、

モテない行き遅れたオールドミス(死語)の僻みが産んだ歪んだ制度です。

私はかつて女性を口説くのに、2回振られ、3回口説いてやっとOKしてもらったことがあります。でも今それをやったら、「執拗にデートに誘われた」とかなんとか言われるリスクを常に心配しなくてはならない。人にはいろいろなアプローチがあっていい。人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んでしまえばいいとは思いませんか?

結局、それが不快だと言う女性は、全く相手にできない男性からのアプローチにうまく対処できないということだと思います。アプローチする男性も引き際や限度といものが分からなくなっているのかもしれません。世の中の子供化ですね。

とにかく、女性の主観で不快かどうかが決まるのは、どうしても納得がいきません。不快かどうかは明文化して言動の具体例を細かく示す必要があると思います。




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