トラブルだらけの、二ヶ月間の放浪の旅へ
ガマルジョバ!(こんにちは)
現在は東欧のジョージアにいます。そう、実は現在世界旅行中です。
今回の旅の期間は二ヶ月間で、本当は今頃モンゴルで馬でモンゴル横断をしていた予定なのですが、人生は小説より奇なり。オフホワイトは日本語できなり。私が好きなのはふのり。
そう、予定通りは全くいかないわけです。
当初は台湾で数日過ごし、キャンプ生活に備えてアウトドアグッズ激安国家のベトナムへ入りアウトドアグッズを手に入れたらすぐに中国へ渡り、深夜鉄道で何日間かかけてモンゴルへ陸路で入国。これから沢木耕太郎(令和的にいうとクレージージャーニー)のような大冒険物語が待っていた訳ですよ。最初はね。
でも、以下のようになったわけです。
ということで、1カ国目から誤差みたいなものが出来ていたわけです。でもまだ序盤だし。一生懸命お仕事頑張ったし。「まあ序盤だからいくらでも取り返しきくし〜中国行ってからが本番だ〜♪」だ思いハノイ空港へ。
チェックインカウンターで並ぶこと1時間。いつも空港はギリギリに到着するのに、今回ハノイ市内の渋滞を懸念して2時間も前に早めに到着した自分を心から褒めてあげたいと悦に浸っていた時、私の順番になりました。
私のパスポートをチェックしながら、どんどん怪訝な顔つきになっていくお姉さん。
それまで中国にはノービザで数回入国していた私。日本人であれば、15日間まではビザなし入国ができることを知っていました。だからこそ、マウントを取るような言い方になって申し訳ない、と思いながら、「日本人は15日間はビザは不要なんです」と伝えました。
そうすると、お姉さん。中国政府の発表している査証の画面を私にくるっと向けて、一言。
人生史上、最も心のこもった「Oh my god」が出た瞬間だと自負しています。
その後、現在はアライバルビザ(到着してから取れるビザ)やオンラインビザはなく、大使館でしか取れないことも発覚。チケットのタイプが払い戻しもできない、とのことでした。
騒いでも何したとしても当たり前に国の決まりを変えられる訳はなく、大使館でビザを取るにも数日かかる。もうどうしようもないのでその場で「ブハハハハ」と笑うしかなく、そのままチェックインカウンター近くの椅子で一緒に飛行機に乗るはずだった人たちのチェックイン作業を見守りながら、電光掲示板に目を向けたところ、今日出発の便がざら〜っと点滅していました。
そこにあった"Doha(ドーハ)"という文字。
もうこれが「ドーハの悲劇(1993年のニュース)」と現状の私の「イーマの悲劇」が重なっているジョークにしか思えなくて、Googleフライトでドーハを経由する国を調べたら「Georgia(ジョージア)」という文字が。
もともと今回の旅は「自分の既成概念をフラットにする」「手放す」が目的で、そのためには慣れ親しんだ国ではなく「行ったことのない国に行く」、ということをしよう!と思っていた私。
これが、今ジョージアにいる経緯なのでした。
もう、今まで数々のことがあったおかげで、何が起きても眉ひとつ動かさなりましたね。
結果、すでにジョージアに来て最高です。モンゴルに行っていたらまた違う出会いがあったかもしれないけど、信じられないほどありがたい出会いの連続で、毎日「あー、いま生きているなー!!」と実感する瞬間がたくさんあります。
今回のは自分のミスだけれども、そうじゃなくても生きていれば予定調和に全部上手くいくことなんて一つもなくて、何かをコントロールしようとすることも、そもそも間違っているのかも。なんて思う日々。日本にいると仕事に関しても、自分のプライベートに関してもいろんなルールを作ってしまっている気がするのだけど、そんなルールは一旦は全部フラットにして、何よりも自分の直感だったり、五感や、生きる力を大事にして旅をしようと思っています。
10年ぶりのバックパック旅、その場所を通る時間が1分でもずれていたら会っていなかった人、行っていなかった場所、起こること全てに意味があるということの奇跡を丁寧に感じることができることのありがたさに、幸せを感じる日々です。
noteも、備忘録としてこれから少しずつ書いていこうかな〜と思っています。
おそらく、更新はそんなに頻度は高くないかもしれないし、都心のデパートで開催する北海道フェアくらいの高頻度で書く可能性もあります。
働き通しだった分、この2ヶ月はいかに自由を極められるかを試してみるのも、楽しみの一つ。
こんなことを寝る前に思い、起きて思う。「出会いは一瞬、出会えば一生」という言葉がしっくりくる毎日です。
それでは、カルガッド(またね)!
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